
いちのべ
@ichinobe3
2026年5月24日
世界一やさしい依存症入門
松本俊彦
読み終わった
依存症の基礎知識や事例が14歳向けにわかりやすく、説教くさくなく書かれていて、自分が中高時代に出会いたかった。あの子やあの子に、もっとマシな接し方ができたんじゃないか、と当時を思い出した。
> 否定される関係、支配される関係、本当のことをいえない関係。3つに共通しているのは「自分を傷つける関係」だということです。依存症になる人の多くは、日々こうした関係の中に身を置き、自分を大切に思う気持ち、人を信じる気持ちを失っています。彼らが人に頼れないまま、一人でもがいていたのはこのためです。つまり、依存症とは「人に依存できない病」なのです。(p177)
> 薬物に手をつけたり、ゲームにハマったり、自傷したりする子は、みなさんから見れば「困った子」かもしれません。でも、困った子は「困っている子」です。治療や支援につながれば、立ち直ることのできる子です。(p179)
依存症について色々読むようになったのは、明確に治療を受けたことはないものの、自分が行為系の依存に近い状態に陥りやすいためその原因の分析や回復に役立てたいから……だったが、読んでいくうち、「好きな芸能人が薬物で逮捕された」過去の出来事とあらためて向き合うことにも繋がっていると気づいた。当時は失望や虚しさ、悲しみなどの感情が渦巻いたが、その人にはその人の事情や苦しみがあり、薬物はやめることが難しいものであり、今は回復のために歩んでいるのだなと、時を経て、好きだったその人を思いやる気持ちを持つことができるようになった。
