ずんだ文芸部 "文庫版 魍魎の匣" 2026年5月24日

文庫版 魍魎の匣
流石に1000ページはなかなか骨が折れたけれど、なんとか読了。 いやはや、なんかすごいっすね。 事件の全貌が明らかになるのが全体の半分を過ぎたくらい=500ページくらいで、並の小説なら丸々収まってしまう… ただ、そうなるのも当然というくらいには、複数の要素、事件が登場する。 何よりすごいのが、風呂敷広げ過ぎじゃないか?と思ってしまう、これらの要素が最終的にびっくりするくらい綺麗にまとまってしまう点。作中での隠喩などなども含めて小説を書くのがうますぎる。 前作の姑獲鳥の夏もそうだけど、ケレン味と地に足のついたエンタメのバランスが凄まじいんですよね。それでいて、日本の神道や怪異に関する尋常じゃない知識もおまけでついてくるんだから京極夏彦とかいう作家に感服する他ない。
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