
mayu
@yatsu_books
2026年5月21日

パルプ (ちくま文庫 ふ 50-1)
チャールズ・ブコウスキー,
柴田元幸
読み終わった
@ 自宅
たまによく分からない物語を読んで、「なんだったんだろう、これは」という気持ちで終わるのがある。怪作とか傑作とかの惹句に引かれて読んではみたけど、怪作なのか傑作なのかは分からないし、それを考察したほうが良いのかどうかも分からないから考えない。でも、こんな世界観のものを読んで楽しむのは好きけっこう好きだったりします。最初の3ページを読んでみて楽しめそうだなと思ったら多分受け入れられると思う。
20世紀アメリカの作家であり詩人のチャールズ・ブコウスキーの遺作となる「パルプ」は、まさにそんな物語で、「パルプ」とはかつてのアメリカで大量生産、大量消費された三流雑誌のことらしく、粗悪な更紙を用いて安価に製造され、読み捨てられ、内容も探偵、SF、情欲的など通俗的なものが多かったらしい。
物語の主人公のニック・ビレーンは探偵で、自称「有能なダメ人間」のハチャメチャな出来事を書いたこの作品は、どうでもいいことの繰り返しの中に、たまに興味深い出来事があり、その興味深い出来事がハチャメチャで主人公以外の人間もハチャメチャだとこんな「パルプ」みたいな物語になるのかもしれません。好き勝手に生きていい加減な人生を送っても、案外本人は幸せなのかも!





