パラリラ "ハレー彗星の館の殺人 老令嬢..." 2026年5月24日

パラリラ
@pararira000
2026年5月24日
ハレー彗星の館の殺人 老令嬢探偵の事件簿(1)
とにかくキャラがいい! 1900年代のイギリスを舞台に、使用人側から描いたミステリー。 階級差がハッキリとしていて男女の格差もある。時代設定がとてもいいです。 優秀だけど「女だから」という理由で冷遇されてきたミス・デシマ。この物語の探偵役。 79歳の令嬢で車椅子で生活するほど足が不自由なのに、1人だけボロボロの家屋で暮らしています。 性格はキツく誰もが恐る毒舌っぷりですが、その待遇の悪さとの対比で胸が痛みます。 もう1人の探偵(助手?)は使用人のスティーブン。 まだ20歳の若い青年。 生い立ちが悪く、わけあって前科があります。しかしとても心の優しい青年。 2人が出会って過ごすうちに階級差を超えて信頼を獲得しバディになっていくところが良かったです。 スティーブンと同じように、読者もきっと心の中にミス・デシマを住ませて「戦ってこそ面白さも味わえるのよ」という声が聞こえてくることでしょう。 デシマが杖で使用人を蹴散らせて進んでいくシーンが強くて大好きです。
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