
夏しい子
@natusiiko
2025年3月22日

終の住処
磯崎憲一郎
かつて読んだ
観覧車の日、妻からしてみたら「何処に行くかも言わないで連れ出して、遊園地についてみれば娘が小さいから仕方がないものの、何も大して楽しまずに帰ろうとする。だから観覧車だけでも乗って帰ろうと提案したが、この人は私や娘の事より観覧車とそこから見えるものにばかり興味を持っている」とでも思ったか分からないが
主人公は最初からずっと妻の事をちゃんと見たり思いやろうとはしてなかったのではないかと感じた。
太った女やサングラスの女ほどに妻に興味を持っていたら彼の人生はもっと違っていたのではないだろうか。