individual "銀河鉄道の父" 2025年3月22日

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2025年3月22日
銀河鉄道の父
銀河鉄道の父
門井慶喜
『銀河鉄道の父』は、父から子への視点の物語です。純文学界隈では、「子」から「父」への視点の物語が多数存在しています。夏目漱石は、「父」の制度の問題点、矛盾点をあぶり出しています。太宰治は、「父」への愛憎まじりの抗議、反抗を叙述しています。村上春樹は、しばしば「父」の不在がテーマになります。以上の主題を持つ文学を、僕は好んで読んできました。したがって『銀河鉄道の父』の「父」から「子」への視点は、僕にとって“転回”でした。「父」から「子」への視点の作品を、これから読んでいきたいと思います。
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