ハダリ
@Hadari_414
1900年1月1日
読み終わった
初めて読んだのは渚と藻屑と同い年のとき そのときは二人のなんともいえない不思議な関係や藻屑の美貌やエキセントリックさにばかり目がいっていて、この作品が世代問わず読まれたということが、今いちピンときていなかった だが大人になって再読したとき、二人のそれぞれの境遇の過酷さに、ただのフィクションだと読み流してしまったかつての自分をぶっ飛ばしたくなった 藻屑は典型的な被虐待児だ(しかも尋常じゃ考えられないような残酷な殺され方をする)し、渚は今で言うところのヤングケアラーだ 斜に構えた渚のマインドも、藻屑が虚言癖同然の独特の世界観をもっているのも、この世をサバイバルする術だ 大人は子供の生き残りで、死んでいった子供の墓標を、生き残った彼らは背負って生きていく 今更ながらこの作品に流れるテーマが現実でも完全にリンクすることを理解した だから多くの世代に読まれる作品なのだろう
