
あるる
@aru_booklog
2026年5月25日
タイム・シェルター
ゲオルギ・ゴスポディノフ,
寺島憲治
読み終わった
読み応えがあった。すごく面白くて、多分もう一度頭から読むと思う。ヨーロッパの歴史がざっくりでも頭に入っているとわかりやすいと思う。過去への羨望と人の記憶の脆さ、そして歴史は繰り返すことへの緩やかな絶望が波のように寄せては返すで、物語中盤からずっと不穏でした。設定や世界観がディストピア特有の不穏さを出しているのかなと思いましたが、段々と記憶が朧げになってくる老いにフォーカスが移って、自分ごととして捉えざるを得ないからこんなに不安になるんだろうな。すごく不穏で何となくお尻のあたりが浮いた感じで最後は読み進めました。いやー、面白い本だった。





