yomitaos "営繕かるかや怪異譚 その肆(..." 2026年5月26日

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@chsy7188
2026年5月26日
営繕かるかや怪異譚 その肆(4)
悩みや問題は「解決」しなければならない、と思ってしまうのは、人間だからなのか、教育のせいなのか。先延ばしにするのは褒められた態度ではないとされる。 実際のところ、すっきり解決できることなんてあるだろうか?人同士の問題でWINーWINになる落とし所ことなんてまず無いし、相手が論理の通じないものなら尚更。ホラーにおける怪異を調伏できるなんて、ファンタジーだからできることだろう。 営繕屋かるかやがしてくれるのは、建物を繕うことで不快な現象と折り合いをつけること。決して解決ではない。何かしら人間社会の論理では説明できないことが起こり、それが建物や土地を介して発生しているとわかったところで、きれいに解決する術はないのだ。 取り急ぎ、生活を送るのに支障がなければ問題はない。それを先延ばしと呼ぶこともできるが、大事なのは生活を送ること。生きること。参ってしまい視野狭窄に陥ってしまうと、そんなことも分からなくなってしまう。ある意味、かるかやがやってくれるのは京極堂シリーズにおける「憑き物落とし」なのかもしれない。 ※帯でコメントを寄せている、テレ東プロデューサーの大森時生という人は、たぶんこの本を読まずにコメントを書いている。家が安心できる場所でなくなってしまったなんて、どうやったらそう思えるのだろう。
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