
湯の本棚
@y_book22
2023年9月22日

自転しながら公転する(新潮文庫)
山本文緒
かつて読んだ
エピローグを読むまで、すっかりプロローグを忘れていた
あっ、てなった
一時たりとも、同じ時をたどることはない
人間たちは、それぞれ1人で自転しながら、
周りゆく人たちの周りを公転する
人生には自分以外のたくさんの人物が存在するけれど、その人物と過ごした一瞬、すらも、
もう戻ってこない時間なんだと考えると面白い
人生観も結婚観も一人一人でまったく違くて、
時間がたてば変化もするもので、
まさにそんなことを考えていた矢先だったので、
とてもありがたかった
毎日毎日たくさんのことを考えて過ごすけど、
その考えた先ですら一瞬で、同じ時間はなくて、って考えたら、考えすぎも良くないな〜、と。
いっときいっときが、いい瞬間になったらいいな〜
くらいの気持ちで生きてたいな
- 自転しながら公転する。
地球は秒速465メートルで自転して,その勢いのまま秒速30メートルで公転している。
そして,一瞬たりとも同じ軌道を辿ることはない。


