
DN/HP
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2026年5月26日
令和最恐ホラーセレクション クラガリ
コウイチ,
はやせやすひろ✕クダマツヒロシ,
栗原ちひろ,
梨,
澤村伊智,
背筋
梨さんの「恐怖症店」、この人こういうの書くんだ、と思うような恐怖と情の話だった。エモい。良かった。恐怖を書く、伝える側と、読む、受け取る側の関係を表す話でもある、かもしれない。
「『人の恐怖を売り物にしている私にとって、人の『情』とは貨幣であり、通貨なのですよ。人はその時の気分によって、自らが感じた恐怖を笑いに換えたり、悲しみに換えたりする。逆も然り、人生で得た悲しみや可笑しさを、人は時に恐怖という言葉で形容する。なればこそー|貫女は恐怖以外の感情を差し出すことで、新たな恐怖症を得るのです』」
「『恐怖に代表される不快は、人間の身分の貴賤に関係なく、そして例外もなく、すべての人間に開かれていた。幸福の天井には存外早く到達してしまったのに、不幸の地殻には今もって到達する気配すらないらしい』
だからこそ、今もなお新しい恐怖症が生まれ続けているわけだ」
——梨「恐怖症店」