時雨崎 "容疑者Xの献身 (文春文庫)" 2026年5月26日

容疑者Xの献身 (文春文庫)
トリックが秀逸。犯人を天才と銘打っただけある。 ミステリとしても十分面白いんだけど、とにかく石神がどうなるんだとハラハラしてページを捲る手が止まらなかったので謎解きが二の次になってしまった。 読んでいる途中で、トリックがあるにしても死体をあんな雑に置くよりバラバラにして処分した方が確実では?と思ったが、そこに対してもちゃんと理由づけがあって驚いた。 記憶を消して謎解きにチャレンジしたい。が、記憶を消したとしても石神という男の物語として素晴らしすぎて謎解きどころではなくなりそう。 湯川も、石神も、花岡靖子も、どうすればよかったんだろう。読後しばらく引きずってしまう何とも情緒を揺さぶる結末だった。
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