のる "名もなき毒" 2026年5月26日

のる
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@nlnl9n
2026年5月26日
名もなき毒
名もなき毒
宮部みゆき
『名もなき毒』読了。 ドラマで大まかな流れを知っていたのもあって、一週間で読み切れた。 前半の原田いずみは、実際にこういう人がいてもおかしくないと思わせる怖さがあった。人を傷つけるだけじゃなく、自分自身も蝕んでしまう「毒」を抱えているようで印象深い。 後半は連続毒殺事件が中心になり、杉村がどんどん深入りしていく展開に。読んでいて、奥さんや娘さんが気の毒でならなかった。 それでも探偵のような役割に惹かれてしまう杉村は、頼りなさも含めて放っておけない。 最後は外立くんのやるせなさが強く残った。許されることではないけれど、「人を殺しても怒りは晴れなかった」という言葉が重い。 さまざまな形の「毒」が描かれていて、人は何を解毒剤にして生きていくのか考えさせられる作品だった。
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