
はぴ
@happy-reads
2026年5月26日
マナティーがいた夏
エヴァン・グリフィス,
多賀谷正子
読み終わった
オサレなカフェの片隅で、児童書読んで泣いてるオバハンは私でした🍰☕️
はぁーー。いいね。子どもが主人公の物語って、それだけでYAとかジュブナイルって対象年齢でジャンル分けされるけどさ。
感情をうまく言語化できない感覚、反対の行動してしまうもどかしさとかさ、大人(正しさ)に対する憤りとか、それは大人になった今もちゃんとあるわけじゃん。表立って取り扱われないだけで。
児童文学って、魔法とか剣とか喋る動物だけの世界(もちろんそんな世界も大好きだけど)
だけじゃなく、一生懸命悩んで、逃げたり向き合ったりして、何かを発見したり失くしたりしながら、世界の感じ方とか世界の中で自分の立ち位置とかを更新していくヒューマンドラマなんだと思う。
ああ、今日も物語に出会った。しあわせ。
あと、こんなふうに親友がいたらどんなにいいだろう、ってほろりとした。
🦭
「でも、イヤなやつだとは思ってないよ」
トミーがいった。「きみがやったことはイヤだったけど、だからといって、きみはイヤなやつじゃない」
ぼくは目をこぶしでぬぐい、ごろりとむきを変えてトミーを見た。「イヤなことをするやつはイヤなやつだよ」
「でも、ケーキを一度焼いたことがあるだけでパティシエっていえないのと同じだよ。魚つりを一度したことがあるだけで漁師とはいえないでしょ。それにー」
「じゃあ、ぼくのこと、きらいになってない?」
🦭
「バカな考えだった。トラブルになるだけだ」
「きみはトラブルなんてこわがらない人じゃないか。ぼくが知ってる中で、いちばん勇気のある人だよ。これから会う人をふくめても、きっといちばんだ。これからどんな人に会うかわからないから、ここまでいっていいのかわからないけど・・・・・・きみはまちがいなく人類でいちばん勇気がある」
※この物語が好きな人におすすめしたい本
『惑う星』
『わたしの名前はオクトーバー』








