なにわ "ティファニーで朝食を" 2026年5月27日

ティファニーで朝食を
ティファニーで朝食を
トルーマン・カポーティ,
村上春樹
p93 「彼女たちが変化しようとしないのは、彼女たちの人格があまりにも早い時期に定められてしまったためだ。ちょうど何かの拍子に金持ちになってしまった人間と同じように、あるところで人を支える均衡のようなものが失われてしまったのだ。一人はごちごちの現実主義者になり、もうひとりは救いがたい夢想家になる。二人が将来どこかのレストランで同席するところを僕は想像する。ミルドレッドは相変らず栄養学的見地からメニューをじっと睨んでいる。ホリーは例によってあれも食べたいこれも食べたいと考え込んでいる。この二人はいつまでたっても変わらない。同じように迷いのない足取りで人生をさっさと通り抜け、そこから出て行ってしまう。左手に断崖絶壁があることなんてろくすっぽ気にかけずに。」 タイトルが有名なので読んでみた。自分はホリーとは正反対ともいえる正確なのであまり共感はできなかったが、やっぱり誰しも弱さや脆さを抱えているなあと思った。
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