ティファニーで朝食を
91件の記録
音叉@on_sa2026年9月8日読み終わった表題作『ティファニーで朝食を』でオードリー・ヘプバーンの映画を思い浮かべる人も多いと思うが、そちらは未視聴で読んだ。作中のホリー・ゴライトリーは溌剌としたヘルシーな印象で、自由な猫のようにプリズムが弾け飛んだようなギラギラした瞳をした女性だったので、上品なイメージのヘプバーンが演じたことが意外だった。実際、著者も映画化の時にオードリー・ヘプバーンがホリーを演じると聞いて、多少不快感を露わにしたとのことだった。 この作品の中にはティファニー以外にも短編が3作収録されている。どれも純真の象徴としての存在が登場し、それが暗いテーマの中で対象物として良い働きをする。以前カポーティの『誕生日の子どもたち』を読んだが、彼はそういう純真さがもたらす悲哀のようなものを描くのが上手いと思う。何より、村上春樹の訳が読みやすくて良かった。
音叉@on_sa2026年9月7日読んでるp171まで 『ティファニーで朝食を』読了。 ホリーはずっと自分の居場所を探していて、手に入れたと思えば風のように去ってしまう。人生に刺激を求めている人は、結局一つの場所にとどまれないのだと思う。でも彼女のそういう刹那的な生き方は何故か憎めないし、やっぱりチャーミングではある。 ホリーが恋人からの手紙を読む前に言った「そこの抽斗(ひきだし)から化粧バッグを取ってくれない。女たるもの、口紅もつけずにその手の手紙を読むわけにはいかないもの。」というセリフに痺れた。
音叉@on_sa2026年9月5日読んでるp90まで 『私たちはお互い誰のものでもない、独立した人格なわけ。私もこの子も。自分といろんなものごとが 1つになれる場所をみつけたとわかるまで、私はなんにも所有したくないの。そういう場所がどこにあるのか、今のところまだわからない。 でもそれがどんなところだかはちゃんとわかっている。それはティファニーみたいなところなの。』 疲労のためあまり読み進められなかった。 風変わりな同居人、マグ・ワイルドウッドが登場。
音叉@on_sa2026年9月3日読み始めたp56まで 何にも縛られず自由に生きるホリー。 その生き方は羨ましいと思えるものではないけど、今この一瞬に命を燃やしてる人間が好きなのでどうしても憎めない。この後どうなっていくんだろう。
紫香楽@sgrk2026年9月1日読み終わった思いの外よかった〜〜〜〜〜 表題作以外の短編もどれもよかった。 でも訳者あとがきの村上春樹氏が隙あらば自語りおじさんで申し訳ないですがややウザくて読後感が悪くなった。 自語り抜いてほしい。 生きる中で負う傷と、傷を負っても強く生きるホリーを初めとした人たちの姿と、カポーティからの「傷を負うことは惨めなことではない」という眼差しが優しかった。 それはそれとしてホリーの「いやったらしいアカ」は自身の傷に向き合わず、ないものとし続けていることによる歪みから発生していると思うので、カウンセリングや認知療法的な治療で根本的な対処をしない限り付き纏い続けると思う。 私は人間の傷を憐れなものだとは思わないのだが、世間一般的には憐れなものとする風潮があり、傷があると認めることで憐れな存在となってしまうことを避ける人は多い。ホリーのように気丈な人であるほど特に。 私からすると傷があることより傷を治さないことのほうが痛ましい。 傷のせいでホリーは人との誠実な向き合い方というものがわからない。 彼女の思う歪んだ「誠実さ」を続けることで世間一般的には不誠実な振る舞いを繰り返し、自身の猫を大事に思う気持ちも(逃してしまうまで)認識できず、主人公から向けられる愛や友情もそうと認識して受け取ることができない。 破天荒に見えたホリーの人柄が、生い立ちと考え方が語られていくにつれ説得力のある人間像になっていく造形力、描写力がすごかった。 悲惨さと、でもそれを本人は惨めだと思ってはいないしカポーティも惨めなものとはしていない、でも読み手としては「そんな人が現代(当時)にもいるんだ……、そうじゃない社会にしていきたい」と思わせる小説だったんだろうなと思った。 男性が女性に欲情するキモい描写が一切ないのもよかった。 どの話も良かったけど、個人的には「ダイアモンドのギター」が一番好きかな。「クリスマスの思い出」もよかったな〜 でも技巧的にはティファニーが圧倒的なんだよな。すごい小説だった
多湖@BADDREAM2026年8月17日買った読み終わった読了。世界に二人とは見つけられないひとと離ればなれで生きることの「寂寥」、みたいなものがずっと流れていた。 「悲嘆」や「欠損」とは違う、生死に関わる訳ではない。それでも、足りないことがたしかすぎる。そのひとが存在していた時間があまりに鮮やかだったから、ずっと穴が空いている。そのひとがいないから。 そうした、埋まらない空白のある人生を主人公は生きているように感じた。読んでいる私もなんだかさびしかった。 ホリーは、枠にはまらない・枠に嵌められないひとそのものだと感じた。私はこうした人間を好きだなと感じる方で、だから、この物語の受けとめ方を難しくも感じる。なんとなくわかるような気がしてしまうからこそ難しい。 読めて良かったと思う。
Old Sport@scott_fitzgerald2026年8月15日読み終わった③⭐︎⭐︎⭐︎ 1943年の秋、無名の語り手はホリー・ゴライトリーと友人になる。二人はマンハッタンのアッパーイーストサイドにあるブラウンストーン造りのアパートメントの住人である。ホリー(18 - 19歳)はニューヨークのカフェソサエティガールとなった田舎娘である。 したがって、彼女は働かず、金持ち男性と交際することで生活している。彼らは彼女をクラブやレストランに連れて行き、現金や高価なプレゼントを与え、彼女は彼らの一人と結婚することを望む。 ホリーは厳選した私生活の逸話や、様々な物事への率直な視点で人々をぎょっとさせることを好む。1年の間に、彼女は徐々に自分自身のことを語り手に明かし、語り手は彼女の奇妙なライフスタイルにすっかり魅了されていることに気づく。
多湖@BADDREAM2026年7月31日買った読んでるなんとなく、「欠落」を感じる。言い換えるなら「不在」。彼女がいないことによって生じている「空白」がずっと感じられるような文章? 花瓶だけがあるみたいな。そこに花が活けられることはない。冬まではいかない寒さ、みたいなのがずっとある。ずっと足りない。なんとなく読んでいる私も寂しくなる。 いつかの夏、プレミアムカバーで出ていた版を買った。ティファニーブルーにゴシック体の題字が美しい装丁。 ずーーーーっと読んでいる。読み終わりたい。読み終える気概でまた読み始めた。読み次第また更新。
目眩@etemotust2026年7月31日読み終わった再読初読のときふ〜んとしか思わなかった記憶だけど、めちゃめちゃよくて、昔のわたしは本当に本を読めなかったのではないか? 失われてしまって、かなしくて美しい。ラストシーンはもちろんだけど瞳の描写も細かくちぎられた手紙も鳥籠もスミレの花束も美しい。 表題作以外だと私は花盛りの家がすき。

盛り@fzke03152026年6月30日読み終わった最初はホリーはわがままで自己主張が強くて苦手かもと思っていたが、読んでいくうちにホリーの生きる信念や虚無苦悩に触れてとても好きになった。 主人公との距離感も良かった。 ホリーの信念は自分に正直であることだと思った。 「結婚ってどこまでも自由なものであるべきよ。相手が男だろうが、女だろうが、あるいは 例えばもしあなたが実は競走馬と結婚したいんだと言い出しても、それが変だなんて私はちっとも思わないな。これ本当に真剣に言ってるんだから。愛というのはね。広く許されるべきものなのよ。」




なにわ@shidunowodamaki_322026年5月27日読み終わったp93 「彼女たちが変化しようとしないのは、彼女たちの人格があまりにも早い時期に定められてしまったためだ。ちょうど何かの拍子に金持ちになってしまった人間と同じように、あるところで人を支える均衡のようなものが失われてしまったのだ。一人はごちごちの現実主義者になり、もうひとりは救いがたい夢想家になる。二人が将来どこかのレストランで同席するところを僕は想像する。ミルドレッドは相変らず栄養学的見地からメニューをじっと睨んでいる。ホリーは例によってあれも食べたいこれも食べたいと考え込んでいる。この二人はいつまでたっても変わらない。同じように迷いのない足取りで人生をさっさと通り抜け、そこから出て行ってしまう。左手に断崖絶壁があることなんてろくすっぽ気にかけずに。」 タイトルが有名なので読んでみた。自分はホリーとは正反対ともいえる正確なのであまり共感はできなかったが、やっぱり誰しも弱さや脆さを抱えているなあと思った。
- はる@HALRUNMAN2026年3月7日読み終わった「クリスマスの思い出」途中から泣きそうになってたし、実際泣いた きっと、ホリーに言わせれば"いやったらしいアカ"のような生活だし、そう感じてしまったけど、そういう生き方を愛しているし、そういう生き方をしているひとを愛らしいと思うし、オティリーも、ミスター・シェーファーも、"僕"とその親友、またクイーニーも、きっと幸福であってほしいと思う
- にしのブック@etfl2026年1月7日読んでる「ティファニーで朝食を」は一遍に読める時に読みたくて、この文庫本の後半に収められている短編から読んでいる。 「花盛りの家」という短編はあんまりだったけど、「ダイアモンドのギター」が面白すぎてビビる。短編で幅を出してくれる作家って好き。「花盛りの家」も刺さらなかっただけで面白いことしてるのはわかる。
り@Rii_11222025年9月28日読み終わったオードリーヘップバーンの印象が強いから、先入観がありながら読んだ話だけど、ホリーは賢くて狡くて、でも目が離せないようなマリリンモンローに近い人物像だった ずるい女性のような、女性を捨てきれない女性のような感じがしたけれど、話の節々になんだか弄ばれても嫌じゃないなと思う口調が個人的に好きだなと思った


Ушука@pona_peso2025年6月1日読み終わったホリーみたいに何にもとらわれることなく自分の心に忠実に自由に生きていきたいと思ったけど人間には完全に自由になることなどできないんだと感じた 街の風景描写や感情の描写がものすごく綺麗だった 村上春樹の訳なの最高 表題作以外のやつで好きだったのは「クリスマスの思い出」 フルーツケーキ美味しそう


こがゆうか@yuka-koga2025年4月12日読み終わった【メモ】 ・カポーティ「ティファニーで朝食を」読んだ。この新潮文庫版は表題の中編+短編の構成だったことに読み終わってから気がついた。 ・まず思い出したのはナオミのこと。これは当然谷崎の「痴人の愛」。そして、岡崎京子の「pink」。つまりわたしの好きなタイプの女だということですね。 ・あと「アルティスト」でジルベールが前のレストランで出会ったリネン室の女の子のことも。 ・彼女たちはなんでいつもかわいくうつくしく奔放で嘘つきなんだろう。そういう子がわたしは大好き。 ・解説で村上春樹が言っていたように、語り手の僕はホリーが現在どこにいるかを知りたがっていないように思う。理由も同じく。 ・「ホリーの身にも同じようなことが起こっていればいいのだがと、僕は思う。そこがアフリカの掘っ立て小屋であれ、なんであれ。」 ・切って落としたような幕引きだったからページを捲ったり戻したりしちゃったよ。 ・たしかに、このホリー・ゴライトリーとオードリーはあんまり結びつかない。映画を全然みないので知らんが、オードリーにはなんとなく品と整然とした気配を感じている。ホリーは品についてはともかく、整った感じは一切ないものな。 ・そもそもわたしは映画版のティファニーを観てないが、わりと違う筋なんだろうな。ていうかティファニーで実際に朝食をとるシーンはないんだね。 ・想像していたよりかなしみに満ち満ちた内容だったから読みながらシーンとしちゃった。 ・そしてこの手の子たちはなんで最後にはどこかにいっちゃうんだろうな。 ・それにしても語り手の方のフレッドはなんで高級鳥籠なんて欲しがったんだろう。 →欲しがった理由は書いてなかったけど、序盤の方で偽フレッドが高級レストランでホリーを見かけた帰りに立ち寄った骨董屋でこの鳥籠を見つけてた。 ・そして最後の方に出てきた太った女はなに?ていうか本当の人物としては出てきてないよね…?え?ホリーの中にしかいないはず…無能。理解できてないだけです。無能のために再読という行為がある。 ・そしてそして、ホリーはあんなに兄と会いたがっていたのにどうして会うことができなかったんだろう。普通に徴兵されていたから?まあそれはそうか。兄を残してなぜ内縁の夫の家を出てしまったんだろうか。 ・思い返せばジョー・ベルはホリーに恋していたからリムジンも呼んでくれたんだなあ。すごく控えめな恋だ。 ・むしろ偽フレッド(兄と区別するため便宜上)はホリーに対して純粋な恋心とは違う感情を抱いていたような気もする。友情混じり、親愛混じり、家族愛混じりというか。喧嘩もできる仲だもん。 ・タイトルに入っているというのもあるだろうけど、ティファニーがかなり印象的な場所に感じられた。ただの宝飾店というのじゃなくて、何か概念的なティファニーという場所について喋ってる感じ。 ・名刺や郵便受けに「旅行中」って書いてるのがかわいい。住所不定のいちばんかわいい言い方だ。わたしもそうしようかな。 ・ホリーは自分が気持ちよく過ごすために一切悪びれずにぽんぽん嘘をつく。そこが子供みたいで無垢に感じられる。 ・タクシー代をもらうってのは分かるけど、化粧室に行くたびに50ドルくれるっていうのはなに?お手洗い有料だっけ?シド・アーバックが20セントしかくれなかったことを捨て台詞にしてたからそうかも。 →ヨーロッパは基本有料だった。えそうだったっけ?伊達男はお小遣いをあげなきゃいけない場面が多くて大変だな。 ・O・J・バーマン「彼女は本物のまやかしだからね」 ・ホリーは何も知らずにトマトおじさんに付き合っていたのかどうか。そんなことはない気がするな。実際この子の言うように「その人がどんな風に私を扱ってくれたかで、私は人の価値を測るの」ってことな気がする。憧れる生き方だけど、なかなかそういうふうにはできないな。 ・あと「女たるもの、口紅もつけずにその手の手紙を読むわけにはいかないもの」にはじーんと感じ入った。やっぱりこういう女の子は最高さー。サングラスまでかけちゃってさ。 ・病室のシーンでなんとなく「聖少女」を思い出した。
ゆげの@hoochaa2025年3月30日買った読み終わった本当のまやかしみたいな女の人が出てくるのは、村上春樹の小説に通ずるところがあるように思えた。 ○よかったフレーズ ・「象が洗えちゃうくらいワインを飲んだんだもの」 ・激しい雨に見舞われた。サメが空中を泳げそうなくらいだったが、飛行機が同じことをするのは無理だろう。


- 味噌田楽@miso___dengaku2023年2月9日かつて読んだ感想ホリーのキャラクターとしての強烈な魅力に痺れる 愚かで夢見がちで破滅的なのに自分では一生かかっても得ることのできない奇妙で自由な生き方に引き込まれた 読み終わってから表紙を見返した時にちょっと泣いた

































































