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なにわ
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@shidunowodamaki_32
2025.12.14〜 大学2年生 古典・哲学・19世紀のフランス文学が特に好き よろしくお願いします
  • 2026年1月10日
    山に生きる人びと
    p246-247 「古い縄文期の民族的な文化が焼畑あるいは定畑などを中心とした農耕社会にうけつがれ、一方水田稲作を中心にした農耕文化が天皇制国家を形成して来る。そしてこの二つのものはずっと後々まで併行して存在しかつ対立の形をとったのではなかろうか。」 民俗学者の筆者が日本各地の「山に生きる人びと」について書いた本。狩人、山伏、サンカ、杣、木地屋、落人、炭焼きなど、、彼らは生きていくため、信じられないほど長距離を移動していた。近代化が彼らの生業や文化に与えた影響も述べられている。こういった文化があったと知ったうえで、現代の我々は山や自然とどう向き合うべきか、考え続けたい。
  • 2026年1月5日
    ゴリオ爺さん 上
    ゴリオ爺さん 上
    p33「ちょうど化粧が女の外面の飾りであるように、幸福は女性の詩なのだから。」 p251 注目すべきは、感情のもつ浸透力の強さである。いかに粗野な人間であろうとも、強くかつ真実な情愛を吐露するならば、そのひとは特殊な流体を発散し、顔つきは変わり、身ぶりは活気を帯び、声には艶がでてくる。しばしば、ごくごく愚かな人間でさえも、情熱の力によって、言葉においてではないにしても観念においては、最高の雄弁に達するものである。そういうとき、ひとはあたかも光の圏のなかを動いているように見える。このとき、老人の声や身ぶりには、名優のうちに認められるあの伝達の力があった。そもそも、われわれの美しい感情とは、意志の詩ではないだろうか。 バルザックの痛烈な文章が気持ち良いくらいである。恋愛に関する描写は、さすがフランス文学!という感じ。 夫人の苦悩や嫉妬、恋の駆け引きなど、以前読んだ『赤と黒』を彷彿とさせるロマン主義の小説だった。ゴリオ爺さん、、、 パリの社交界で成り上がろうとする青年ウージェーヌの行く末が気になる。早く下巻を借りないと。
  • 2026年1月1日
    歴史とは何か
    歴史とは何か
    「歴史とは歴史家と事実との間の相互作用の不動の過程であり、現在と過去との間の尽きることを知らぬ対話なのであります。」 「事実」が「史実」になるのは、歴史家の取捨選択によるものである。歴史家も歴史の産物であるから、彼の立場を理解しないと彼の研究を十分に理解できない。特に最後の3章は理解しきれなかった、、カーの立場を理解してから、いつか新訳を読んでみよう。
  • 2025年12月29日
    増補 害虫の誕生
    環境史を専門とする筆者が、日本における「害虫と人間の関係の歴史」について論じている。  「害虫」という概念は近代の産物である。もちろん近代以前も、人々は農作物を害する虫に悩まされていた。だが、「害虫」という言葉はなく、それらはたたりなど、人間の力を超えるものと考えられていた。その例として「虫送り」や、「駆虫札」がある。  しかし明治維新が起こり西洋科学が流入すると、そのような儀式は無知蒙昧なものとされ、政府は警官を動員し、農民に強制的に害虫防除や様々な農業技術を実行させた。さらには農民の自然観を変えるため、「害虫駆除唱歌」を作ったり、賞金付きの「害虫取り競争」を行ったりした。  また、植民地獲得や近代都市化でマラリアやチフスが流行すると、それらの病気を媒介する虫も「衛生害虫」として排除の対象になった。さらに、戦争のために開発された毒ガスが殺虫剤に応用され、その逆の動きも起こった。  現代では当然の概念も、近代化によって作り上げられたものなのかもしれない、と身の回りの生活を見直すきっかけになった。また、自然が改変され、監視される現代において、「自然と人間の関係」はどうあるべきか、考えさせられた。
  • 2025年12月19日
    ボヴァリー夫人 下
    ボヴァリー夫人 下
    激しい恋をしているときの心の機微や乱れの描写が印象的であった。フローベールも訳者の伊吹さんもすごい。 p110「実際二人は過去にそういう人間であればよかったと思っているのである。二人ともそれぞれ一つの理想を造りあげ、今さらその理想の上に過去の生活を当てはめているのである。しかも言葉というものは常に感情を引き延ばすローラーである。」 理想を抱き恋に溺れていくエンマと、それに気づかない鈍感なシャルルとの対比が皮肉である。 恋愛小説としても感情移入できるし、歴史的資料としても興味深い。
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