パルミアから納税 "アリアドネの声" 2026年5月27日

アリアドネの声
人間の暖かさや優しさに満ちた一冊。 「無理だと思ったらそこが限界」という言葉が冒頭から最後まで使われているが、その意味が反転する瞬間が素晴らしい。言葉って面白いな、と実感できた。 要救助者に対してある疑惑が浮かぶシーン以降、作中人物と同様の疑念を抱きながら読み進めていたが、それを裏切るラストに衝撃を受けた。それまで不審だとされていた行動が全てある理由によるものだったと判明したとき、情報の断片だけで物事を決めつけることがどれだけ愚かな行為なのかがよくわかった。
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