
yt
@yt
2026年5月28日
天皇への敗北
國分功一郎
読み終わった
「戦後日本の憲法学者たちには、単に憲法の専門家である以上の任務が課されていたことになる」(p17)
憲法論ではなく憲法学論、それは文学と反応する。
敗北としているけど、これこそが象徴としての機能なんじゃないかと思えた。
天皇制、結構いいじゃないか。
「ただ、あの時の罪悪感のようなもの、自分の頭で考えずに時代の雰囲気に乗っかっていたということへの後悔が、三〇年経った今でも僕の中にあります」(p108)
個人としてしっかり主権を形成するなんて、西洋でやればいい。
責任と責任感の関係はもうしばらく考える。
「戦争加害の最高責任者に対する追及が然るべき仕方でなされてこそ、温存されてきた日本国民の被害者意識もまた白日の下に晒されることになろう」(p216)
加藤典洋から信田さよ子へ。
30年来のけじめをしっかりつけ、まだ考え続ける著者は偉い。









