
chroju
@chroju
2026年5月27日
すべての、白いものたちの
ハン・ガン,
斎藤真理子
読み終わった
"影になって顔がよく見えないが、観覧者が一人、 椅子に座ってその丘の斜面に両の素足を載せていた。どれほど長くそうしているのか、白い塩の山とその女性の体が自然にあやしく痛く一つにつながっているように見えた。
あれをしたいなら、一つも傷のない足を持っていなくては。 写真を眺めながら彼女はそう思った。あそこに載せていいのはきれいに癒えた足だけだ。あの山 ――どんなに白く輝いていても、影のところは寒々と冷えているあの山に。"
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