一年とぼける "赤い魚の夫婦" 2026年5月28日

赤い魚の夫婦
赤い魚の夫婦
グアダルーペ・ネッテル,
宇野和美
作品の質の高さは伝わったけれども、どうにも合わなかった。特に個人的に駄目だった所を二点挙げたい。 訳者あとがきにもある様に、時に露悪な生物ゴア描写がピンポイントで個人的嫌悪に直撃してしまったのが一点。 他種を人間の社会機能の延長の様に解され過ぎている様に感じてしまったのがもう一点。 上記の二点の苦手が合わさる事で、作者と自分の命の価値観が決定的に合わないのではないか、という疑念が読んでいくうちに固定化されてしまったのもあって、どう作品に乗っかれば良いのか手探りな間に読み終わってしまった。というか、極度の虫嫌いなのもあって手を突っ込むと虫や苦手な生物が出てきそうで怖々読んでたというか…。表面的な素材やテーマが苦手過ぎたのもあって、極端に命を粗雑に扱っている様に思えてしまったのもあると思う。 ラテンアメリカ文学は好きなので、改めてネッテルの著作を見かけたらたぶん手にするとは思うけど、次の作品もこんな感じでピンポイントに嫌悪感じてしまう様だったらその次は厳しいかな…。すっごく個人的な感覚の部分なので、共感はあまりされないと思いますが。
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved