赤い魚の夫婦

25件の記録
1neko.@ichineko112026年3月15日読み終わったGuadalupe Nettel(グアダルーペ・ネッペル)さんは、メキシコを代表するような作家さんで、本作も国際的な短編小説賞を受賞されているらしい。 登場人物の心の動きの機微が、その登場人物と身近な「生き物(菌類含む)」を媒介にして、表出している描き方が興味深い。どの作品も「進み」はあわてず、慎重で、重心が低い読後感。他の作品も読んでみたい。 グアダルーペ・ネッペルさん、グアダルーペ・ネッペルさん、グアダルーペ・ネッペルさん。3回くらい唱えれば、お名前も覚えられる。








LUCiA@gogo2026年3月5日読み終わった図書館で借りた。スペイン語を勉強していた(る?)のでスペイン語圏の作家を。 「新感覚」と裏表紙に書かれているが、ほんと新感覚だ。菌類との共存の描写は、頭でビジュアルを想像するだけで、おぞましくてたまらない。 第3回リベラ・デル・ドゥエロ国際短編小説賞を受賞して2013年に出版された。審査員からは「語りの緊張感を保ちつつ不穏な雰囲気を醸しだし、質の高い散文が日常に潜む異常を浮き彫りにする」と絶賛されたそうだ。 この審査員の評が、まさに!と言えるほどひと言でこの作品を言い表している。 短編集だが、全ての話に夫婦ないしはカップルが出てくる。恋愛って、こんなに心を蝕むものだったっけ、と遠い昔の気持ちが蘇ってこず、なんとも感情移入しにくい。もうホルモンやらフェロモンやらに右往左往されない歳になって良かったなぁ、私。しかし、作者とは1歳しか違わないのか。強いな。
miki@mikis2026年2月28日読み終わった現代メキシコを代表する作家さんの短編集。 赤い金魚を飼っている夫婦の 妊娠から出産にかけて穏やかだった生活が次第に崩れていく表題作。 自分の地下に眠る感情が、 相手にぶつけてないのに、 知らぬままに滲み出て 何かわからないまま関係が静かに崩れていく。 痛さや不穏に飲み込まれていく感じ。 この心の様子を文章にできてしまうんだな。 夫婦、親になること、社会格差、妊娠、浮気。 その心の揺れを描く文章を読みながらずっと、 痛いけど、美しい。そんな読書だった。 飾らない端正な文章も好き。 また好きな作家がひとり増えた。









Tomo I.@koto_3232026年1月11日かつて読んだ読書記録には2021年9月25日読了。イスパJPのイベント、松本先生と宇野さんのオンライン対談に書籍付きチケットを申し込んだのだった。そういえばパンデミックで配信イベント開催されるようになった時期だった。 前回の印象と比べるために眺めてみる。
錦@nsk2025年11月26日読み終わった『一人娘』を読む前に過去作を予習しておこうと思って読んでみた。様々な国が舞台になっているのに、どの国の雰囲気も特に強く感じないし、文章がとても滑らかで、日本語の小説を読んでるような不思議な感覚だった。 表題作は、ペットの赤い魚の雌雄と子供が生まれる主人公夫婦の姿を重ね合わせながら、出産や育児で追い詰められていく二人の閉塞感を描いている。他の収録作品も、人間関係の破綻や生活への不安など、決して明るい話ではないが、筆致が穏やかなので、読後に暗い気持ちにはならなかった。


miyuki@miyuki_h2025年2月5日読み終わった海外文学にも挑戦したい今年。 日常の小さな違和感、どうしようも収まりのつかない気持ち、共感とは違うでも自分にもあったような気のする不思議な感覚を感じました。



Chihiro@chiii_no02025年1月5日かつて読んだ帯の「人間とほかの生物の線引きさえ揺るがす」という言葉の通りの本 人間は人間以外の生物を無意識のうちに下位にあると認識している節がある 物語の中で最初は魚に同情の目を向けていた主人公が、次第に魚へ歩み寄っていく様は、人間と魚との境界を縮めているような感覚 私自身も魚の心情描写も何もなければ、魚の視点で話が進むわけでもないのに、どうしてか魚に共感してしまう





















