
蒼白
@Cisal224
1900年1月1日
読み終わった
読書日記
事実は小説より奇なり
プロ棋士になるため一緒に切磋琢磨した芝と大島。だけど昨今、私たちが強制的に参加させられているイノベーションみたいなものが将棋界では何年も前に起こっていて、生存競争を生き残るには常に最先端を更新し続けなければならない。
私の職場でも今AIの話題で持ちきりで、仕事にAIを使わないことがリスクだとのたまっている。ポジショントークは今日も私をうんざりさせるが、自分の感覚や経験に基づくやり方、こだわりは、生き残るためにはもはや必要とされていない。
今や自分の才能や実力が信じられなくなった芝は、AIが良いとする局面を目指そうとするが、間違い続けていく。そんな自虐を含んだ一文。
『AIを判断基準にするからこそうまれるまちがいには、独特のむなしさがある。』
虚しさだけならまだいい。
プロ野球監督の娘のように、あまりに正しすぎるAIの判断をそのまま実行し、誰も望まざる結末を迎えるという現実がいま私たちの目の前にある。
