おまえレベルの話はしてない

25件の記録
- 松田茉莉@cotomato2025年10月12日買った読み終わった将棋の奨励会の話とタイトルに読まずにいられない、と買って一気読みしたけど、あれ、この喫茶店のバイトのシーン読んだことあるな、と既視感覚えたらスピンで掲載されてたときに読んでたんだった。なんか、ヒリヒリするのにもがいている、足掻いている。勝負の世界は容赦なく実力を炙り出す。自分の現在位置を把握しながら将棋棋士を続ける芝と、奨励会を退会して弁護士をする大島。ふたりの友情は兵どもが夢の跡といった感じでどこかやるせない。
- nami 𓐃✈︎@____73r2025年10月11日読み終わったスピンで連載中、瞬きするのも惜しいほど読み耽った作品。単行本にあたり、主人公芝くんの友人大島くんパートも収録されると知り、とても浮き足立って読んだ。もともと、押さない頃少年ジャンプのヒカルの碁が好きで好きでたまらなく、囲碁や将棋といったジャンルの物語にはとても弱い。あぁ、面白かった。
- asama2580@asama25802025年10月9日読み終わった自分が野球を辞める前後の時と重なる部分があって苦しいような、共感できるような不思議な読後感。 あの時と同じ思いは二度としたくない。 p10 勝つと対局が増え、負けると強制的に自由時間が与えられる。 数分ここから読み進められなかった。 自由な時間ってほんとに自分が欲しかったなにかなのか。 ちゃうやろ いきなりぶん殴られた気分。 p102 謙吾はいいやつだし可愛いやつ。 芝の嫌いに慣れないってのはわかる だけど実際に同年代として存在してたら絶対に芝と同じ気持ちになってたと思う。
- 紙村@kamimura_2025年9月27日読み終わったおまえレベルの話はしてない、観る将なので楽しみにしていたのだが、全然違う方向からぶん殴られ致命傷を負い、その致命傷を抉られながら読み進める感じで、非常に良い読書体験でしたね……後半は攻撃の手が緩むのでシンプルエンタメとして楽しめたが、前半は「自分を責めて生きてる創作者」を殺す文章がいっぱいで全員一緒に死のうぜの気持ちになりました(同業者で読んだ人の感想ください)
- あんこちゃん@anko2025年9月25日買った読み終わった読み終わって頭ぼーっとしている。棋士になった者、諦めた者、自分はどちらの当事者でもないのにあまりに描き方がリアルで、感情移入という言葉で足りないくらい。 ちょっと普通の小説じゃ届かない部分にぶつかった感じ。
- yt@yt2025年9月23日読み終わった2人の棋士、それぞれの章。 「大学にもいかず、彼女もつくらず、将棋だけにかけて生きてきて、二十六歳で放り出される」(p18) つらくて悲しくて、まわりからは変質者にしか見えないのが青春だ。 「逃してはいけないと自分で決めたものを逃してしまうことに慣れたのはいつからだろう」(p65) 「届かないものに手をのばすためになにをどこまで捨てたのか」(p92) あきらめることを、あきらめたことを、自分でどう折り合いをつけるのか。 「こんなことばじゃ引きとめられない」(p45) 自分でも解決していないくせに、ことばにしたら人を助けるかもしれない。 松本大洋「ピンポン」とはまた違った観点で、とても面白かった。