狗人
@kuguto
2026年5月28日

アクアリウムの夜 (角川スニーカー文庫)
稲生平太郎
読み終わった
幻想文学的エッセンスの散りばめられた異色のジュブナイル小説。作者が後に執筆する『アムネジア』に衝撃を受け、読んだ。
本作は高校生が地元で異常事態に巻き込まれるという筋書きで、アムネジアと比較するとこじんまりし感じがする。しかし日常が徐々に崩壊していく様子、その破れ目から垣間見える狂気、これらの描写力で言えばアムネジアを超えるだろう。しかし物語の構成力や文章の技巧に着目するならば、やはりアムネジアの方が素晴らしい