狗人
@kuguto
牧草片敷き詩集読む
- 2026年5月22日
土人形と動死体円城塔読み終わったこういうのを読んでると自分の思考力がいかに低いかを思い知らされる... というのは置いといて、とても面白い。十全に理解しているとは言い難い。しかし、とにかくワクワクする。突然に展開される設定から世界観を見出す楽しさに溢れている。それもただ異世界の法則・原理が語られるのでなく「それが如何にして見出されたか」に焦点が当たっているのがたまらない。そしてこうした読者の感覚さえ巻き込んだ結末は圧巻。 - 2026年5月21日
- 2026年5月15日
わざと忌み家を建てて棲む (中公文庫)三津田信三家シリーズ第二作 一見バラバラの手記が一つの出来事に収斂する前作と比較すると、まとまりがないと言えよう。しかし解かれた怪異譚が物語的に結実することなく拡散されたままであることによって、読者に不快感を与えることに、それはつまり「フィクションを読み終えた」という快感を与えないことに、成功している。 - 2026年5月2日
どこの家にも怖いものはいる (中公文庫)三津田信三読み終わった全く関連性の無いように思われる、怪奇現象に出会った人々の手記が、主人公(=作者)の推理によって一連の怪異譚として再構成される様は、見ていてとても気持ちよかった。 今流行りのだぐだでいら(カクヨムのモキュメンタリーホラー系作品)に、このような快感を求めていたのでありがたい - 2026年4月23日
- 2026年2月28日
縄文 革命とナショナリズム中島岳志読み終わっためちゃくちゃ面白い。特に太田竜の思想展開は、ここまで詳細に、しかし分かりやすく描き出されたことがあっただろうか。だがこの縄文ナショナリズムが現代の参政党へと直線的に結びつけられるかは、検討が必要であるように思われた(古代宇宙飛行士説の日本での展開を併せて考える必要がある)。 - 2026年2月27日
- 2026年2月15日
ユダヤ人の歴史鶴見太郎読み終わった高校教育でさえバビロニア捕囚、ホロコースト以外ごっそり抜け落ちている。これらをもとに生成される日本人の「ユダヤ人」理解は、彼らに対する歪んだ偏見の根本原因である。 本書はこうした問題意識、そして「自国を持たないユダヤ人は常に、他国の社会構造において独自の立ち位置を狙い続けてきた」というテーゼから、高校世界史で教えられる歴史展開と、その周縁にいたユダヤ人を併せて記述している。高校世界史の補完として扱える新書である。 - 2026年2月13日
- 2026年2月10日
- 2026年2月5日
ナジャアンドレ・ブルトン,巖谷國士読み終わった読了。先輩の愛読書だったので読んだが、一読しただけではその全容を把握するにが難しい。ある逸脱的な女性との記憶がブルトンを苛み続けていることが文章の節々から伝わってくる。「美は痙攣的であるだろう」という結語を噛み砕くため、早いうちに再読する。 - 2026年2月1日
ケアと編集白石正明読み終わった読了。福祉系出版の編集者としてケアに関わり自分がどのような感覚を持つに至ったか、について「ケアをひらく」シリーズ編集中の体験を通じて記述した名エッセイ。 そういう意味では、新書とは言い難い。 しかし本書で導き出される「信の姿勢」や「図を変えず地を変える」などの非・自己啓発的サバイブ術は、自他のパースペクティブ、そして人生を変えうる可能性を秘めている。 - 2026年1月31日
シラノ・ド・ベルジュラックエドモン・ロスタン,Edmond Rostand,渡辺守章読み終わったシラノ読了。やっぱかっこいいな。特にバルコニーの一幕は、暗闇のなかで姿形の変貌したシラノの言葉たちの熱と淋しさが目に見えるようで、素晴らしい。
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