アクアリウムの夜 (角川スニーカー文庫)

9件の記録
- にんじん@taroimotaro2025年5月19日読み終わった水族館の地下階段、謎のメッセージ、そして死の予言。日常ににじむ異界を描く青春幻想小説。 幻想小説って初めて読んだけど、こういう“説明のつかない不思議さ”が魅力なんだなってちょっとわかった気がする。 難しさを感じつつも、一気に読んでしまったくらいには引き込まれてたと思う。 ⏳1時間47分で読了
- 𝕥𝕦𝕞𝕦𝕘𝕦@tumugu2025年4月16日読み終わった最近、夜に雨が降る日が多かったためかこの本のことを思い出して再読。3人の高校生が、あやしい見せ物小屋のカメラ・オブスキュラの映像に映った存在しない筈の水族館の地下へ続く階段を見てしまったことから徐々に怪奇に呑み込まれてゆく。 およそ一年かけてゆっくりと進行する。興味本位で行ったこっくりさんのお告げ、丑三つ時にラジオのホワイトノイズの中に混じるメッセージにのめり込んでゆく親友、謎の新新興宗教「白神教」など、オカルティズム満載でじっとりと底冷えするような嫌悪感が日常を浸食してゆくさまを味わえる。 水族館、雨、ずぶ濡れの死体など、要所要所で水が効果的に描写されている。 甲田学人『Missing』が好きな方にもおすすめ。
- y.@yotsu_hiyoko2025年3月11日買った読み終わった怖い。 狂気に陥っているのは、 登場人物なのか? 自分じゃないよね・・・。 面白いのに絶版になっているということすら、 狂気の世界のせいなんじゃないかと思ったりしてしまう。