あおたむ "傲慢と善良" 2026年5月28日

あおたむ
あおたむ
@aooimmo
2026年5月28日
傲慢と善良
傲慢と善良
辻村深月
【感想 ネタバレ有 自分用】 恋愛が題材だけど、ただの恋愛小説ではなく、現代の恋愛の問題点を取り上げたものでめちゃくちゃ面白かった。 私がまさに思っていること、考えていることをドンピシャで当てられて、それがいかに傲慢な行動なのか身に沁みて感じた。 真美のインスタが自撮りばかりだという描写を見て私も、「本当は自己愛強いんじゃない?」ってその場で思ったし、金居や花垣を断ったのも、恵に色々話してたのも、「見下してるようであなたも他の人から見下されて今の状況になってるんだよ」と思った。 でも、他の人から見下された時に、「機会がなかっただけ、私は花垣にもお見合いを続けたいと言われたんだから」と都合良いことばかり自分に言い聞かせてたり、「嫌味ではなく、この人を好きになれる人が羨ましい」と思うのは痛いほど分かった。 人を、「キスできるかできないか」で判断するのも、付き合ってる相手で自分のスペックを測るのも、すごく分かる。 架の友達はもうめちゃくちゃ腹立ったし、シンプルにそれは酷い人たちだと思う。 でも、結婚を決める時に、「本当にこの人でいいのか」みたいなことはすごく考えちゃうと思うな。私も沢山の機会を逃した自覚があるから、すごく分かる。 純金、18金、メッキの話は多分名古屋のSSKの話かな? 真美の家の結婚観が、昔田舎で育った友達が話してたのと同じすぎて、都会で育った私にはやっぱり理解できないなと思った。 小野里さんのところに訪問した時、本当に頷くことしかできなくて、とにかくすごかった。この本の題名が「傲慢と善良」なのも理解できた。 最後、架がどうして、今回の騒動を経ても真美と結婚しようと思ったのか、真美から連絡が来てから会うまで、どう過ごしてたのかがすごく気になる。 ちゃんと付き合うというか、恋人になるって、相手のことが怖くなくなってからのことなんだなと感じた。
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