semi "わたしがいなかった街で(新潮..." 2026年5月28日

semi
semi
@hirakegoma
2026年5月28日
わたしがいなかった街で(新潮文庫)
柴崎さんの本を読むのは3冊目なのに、小説は初めてだった。『あらゆることは今起こる』にもあったが、柴崎さんの中にはずっといろんな時間が同時に流れているんだろう。 日常のバラバラ感、東京と大阪、現在と過去、平和な国と戦争、その断片が物語の中に散らばっていて、微妙な弱いつながりの中でまとまりを感じる感覚は、まさにパラレルに流れる時間を体験する感じに近い。 強い物語性というよりはディテールの集積でできた小説だと思う。 テクニカルな部分は辻原登さんの解説に納得させられる。解説までセットで読むとより味わい深い。 個人的には村上春樹の小説を読んでいた時と似た感覚だった。
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved