

semi
@hirakegoma
読みたい本のメモをしています。読むのは遅いです。
- 2025年11月23日
千利休の「わび」とはなにか神津朝夫気になる - 2025年11月12日
苦役列車西村賢太読み終わった読みたい苦役列車は読んでる間も、後味も、良い印象の小説ではなかった。 自分自身、読後はしばらく影響されたのか、他人に対して粗暴な態度を取ったり、怒りと妬みの感情がいつもよりも湧き上がっていた気もする。 ただし、それくらい人をのめり込ませる小説だとも言える。読んだ方は小説としての密度を認めるだろう。 文庫版に収録されている「落ちぶれて袖に涙のかかる」は非常に良い。文章のリズム、ダメさの曝け出し方のバランスがよく、割と気分悪くもならず、確かな技量に裏打ちされた文章を味わえる。 ペシミスティックでバイオレンスな考えも、貫多が腰の痛みに耐え、「ヒョコタン」「ヒョコヒョコ」と動く様子に打ち消される。ダメさ加減も笑いに変える柔らかさを感じる小説。著者の技量と余裕を感じる。 - 2025年11月7日
- 2025年10月28日
- 2025年10月27日
世界自炊紀行山口祐加読み終わった日本人は栄養を気にしすぎていて、それは給食が影響しているのでは?というのはなんとなく同感。戦後の食糧事情や学校給食で、栄養重視だったことが大きいのかな。 料理番組や情報番組で、世界の料理を取り入れて行った結果だろうか、いろんな国の料理は知っててもメニューのあるものしか知らない。毎日の食事がメニューで表されるものでしかなくなって、窮屈になってきたのかも。本で紹介される料理は名前のないものも結構多い。関西でいう「〇〇のたいたん」を思い出した。 あんまり肩肘張らなくても良くて、もっというとめちゃくちゃ美味しくなくても良い。毎日の暮らしってそういうので良いよね、と思える。 イメージは土井善晴の「一汁一菜」の流れにあって、それを世界から見てみたという印象。 そんなこと考えながらも紹介されたメニューを見て、わざわざ魚1匹買ってオーブン焼きにするなど、マネして作ってしまったところが、私はまだ日本人が抜けきらないらしい。 - 2025年10月27日
- 2025年10月23日
それがやさしさじゃ困る植本一子,鳥羽和久気になる - 2025年10月16日
食権力の現代史藤原辰史気になる - 2025年10月8日
無限角形 1001の砂漠の断章コラム・マッキャン,栩木玲子気になる - 2025年9月30日
家父長制の起源 男たちはいかにして支配者になったのかアンジェラ・サイニー,道本美穂気になる - 2025年9月30日
絵でわかる地球温暖化渡部雅浩読み終わったわかりやすく説明されているが、高校物理化学地学の知識がしっかりあってなんとか理解できるかな、という感じ。みんな雰囲気で「温暖化」や「異常気象」というワードを使っている場面が見受けられるが、データでもってはっきりと示したほうが良い。信じるとか信じないとかではないし、変な陰謀論が流布されないためにも、いまの時代温暖化に関する科学的知識はみんなが持つべきだよなーと思った。 読んだ後はカーボンニュートラルが、すこし自分ごととして感じられた気がする。 - 2025年9月30日
どもる体伊藤亜紗読み終わった自分は幼児期に吃音症があって、その後目立たなくなり、今でははたから見た感じではわからない程度になった。 しかし、この本を読みすすめるうちに、自分の思考スタイルがまさに「どもる体」であり、吃音症が人格形成に大きく影響していたのでは、と感じるようになった。 特に「乗っ取られる」部分。私自身、社会的に対応する人格が強く、もっとオリジナルな人格との折り合いをつけながら生活している自覚はあった。それが場合よってはバランスを崩し、うまく決断できないことがあって、うまく仕事でものごとを運べないことに悩んでいた。でもそれはまさに「どもっている」状態、意見が「難発」しているのだということ。 それが正しいのかどうかはわからないけど、「どもる体」という一つの処世術(?)により起きる現象が示されていることが画期的だったし、もしかすると吃音現象に限らず適用できるモデルなのかもしれない。(自分用のメモ) - 2025年9月18日
私はそうは思わない佐野洋子気になる - 2025年9月17日
- 2025年9月17日
自己決定の落とし穴石田光規気になる - 2025年9月17日
世代とは何かティム・インゴルド,奥野克巳気になる - 2025年9月17日
応答、しつづけよ。ティム・インゴルド,奥野克巳気になる - 2025年9月15日
- 2025年9月10日
- 2025年9月10日
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