

semi
@hirakegoma
読みたい本のメモをしています。読むのは遅いです。
- 2025年7月12日エビデンスを嫌う人たちリー・マッキンタイア,西尾義人読み終わったちびちび読み進め、わりと時間がかかった… 洋書の翻訳は文体なのか構成なのか、本の雰囲気が自分にハマらないとうまく乗ってこない感じがある。 新型コロナが流行していたころから、科学コミュニケーションと陰謀論(という現象)に興味があった。本書のタイトルにそそられて購入。 フラットアースに始まり、色んな人と関わっていくノンフィクション。通読した後だと、原題の"How to Talk to a Science Denier"がしっくりくる。解説にもあるが、まさに現象を外から見ようとするものではなく、積極的に会話する、関わっていくための本だ。 まずは、繰り返し出てくる5つの類型については、その公式に当てはめるだけで現象が整理され、非常にわかりやすく、なるほど!という感じ。これを知っているだけで世の中の科学否定がとらえやすくなった。 また、科学否定の問題というよりはアイデンティティの問題だと理解すること。これも非常に重要だと思うし、何となく理解できる。アイデンティティの問題だとすれば、自分にもすぐ身近に科学否定はある、ということを実感する。 私自身は、この本を読んでから、科学否定に対して距離が縮まった気がする。
- 2025年7月5日人間がいなくなった後の自然カル・フリン,木高恵子気になる
- 2025年6月28日四角形の歴史赤瀬川原平読み終わった風景と物体、図と地がどう生まれたかを考えることが、四角形の歴史を考えることにつながっていく。 ロジックをつけて話を進めていくけど、そこには少し飛躍があって、でもその飛躍が面白いから気持ちよく読める。 古代の人たちが閃く瞬間を、勝手に想像して追体験(?)するのがすごく楽しい。
- 2025年6月28日エリック・ホッファー自伝エリック・ホッファー,中本義彦読み終わった放浪しながら出会う人々との交流、世界から学びを得る瑞々しい刺激が、読んでいて心地よい。淡々としているのにリズムが良い文章に感じた。訳者のセンスが良いのかもしれない。 貪欲な学びの姿勢、それによってその場その場の流れる生活に奥行きを生み出している。若い時の自殺未遂と40歳で死ぬと思っていたことが、ある種の諦めを生み、生を味わう感覚を生み出しているのではないかと感じた。
- 2025年6月26日PLURALITYオードリー・タン,E・グレン・ワイル,山形浩生気になる
- 2025年6月21日ケアと編集白石正明読み終わったシリーズ「ケアをひらく」は好きで何冊か読んでいて、複数冊読んだ中で抱いていた漠然とした感想や思いの総合が、言語化されていた。 ケアと「編集」となっているが、それは普遍的に関連しているという話ではなく、筆者が編集の仕事をされていることで、関連を見出したということだと思う。読みながら、自分の仕事や生活における「ケア」ってなんだろう、と考えていた。 自分を改変しない生き方、ありのままを見つめること。 「ケアをひらく」にはいつも、それこそ図と地が反転して見えるような刺激をもらっています。この本は「ケアをひらく」のスピンオフでありブックガイドでもあると思う。新たに読みたくなった本もあったので、読んでみたい。
- 2025年6月17日宇宙船地球号操縦マニュアルリチャード・バックミンスター・フラー,芹沢高志気になる
- 2025年6月17日遊びと人間ロジェ・カイヨワ,塚崎幹夫,多田道太郎気になる
- 2025年6月15日読み終わった非常に読みやすく、楽しく読めた。 膨大な資料、情報が詰め込まれていることにまずは圧倒されるが、端々に筆者の個人的な体験や感想が挟まれているのがおもしろい。流行りの現象だから、時間が経った今から見ると身も蓋もなく、滑稽に映ることも多いが、筆者の軽快なコメントに笑ってしまう。 自分が子供のころから親に言われてきた、あるいは家でよく食べた食べ物が、親世代のファッションフードの影響を強く受けていたことに気づき、なるほど!と自分とつながる感覚が楽しかった。 ファッションフードが、バブル期まで欧米への情景で発展してきたが、その後はリバイバルを繰り返す。ポストモダン的な情報消費の様子が見て取れる。以前のような流行の熱気が今後も起こるのかどうかわからないが、これからのファッションフードが楽しみだ。
- 2025年6月15日「ない仕事」の作り方みうらじゅん気になる
- 2025年6月14日ケアと編集白石正明気になる
- 2025年6月13日庭の話宇野常寛読み終わった読み終わった、とする。本当は真ん中くらいまで読んで、途中で飛ばしてざざっと読んだ感じ。 物事を例に出して、その一面的な部分を取り上げて、「だから、こう」というふうに連想ゲームみたいに話がどんどん進んでいく感じがして、ついていけなくなった。ムジナの庭の部分はすごく面白かったんだけど、その後「制作」について、オタクの2次創作が例に挙げられてたけど、両者は趣旨が違うだろ…って思っちゃって、頭の中がとっ散らかっていって、ついていけなかった。 今の自分には合わなかったかな。意外と人を選ぶ本かも。
- 2025年6月11日死ぬまで生きる日記土門蘭気になる
- 2025年6月9日
- 2025年6月2日いっとかなあかん神戸江弘毅読み終わったどれもおいしそうで読んでいるととにかく腹が減ってくる。 店の提供される商品だけではなく、店の沿革や店主の人柄が、神戸のいろんな食のバックグラウンドとともに語られるのがおもしろい。 神戸編は「いっとかなあかん店」ではなく「いっとかなあかん」になっている理由が終盤に語られるが、その通りだと納得。 グルメガイドとしてただ店を検索してレビューを見て行く、というのとは違う、神戸の食全体を味わおうとするスタンスが良い。これは、いっとかなあかん。
- 2025年6月1日
- 2025年5月31日絵でわかる地球温暖化渡部雅浩気になる
- 2025年5月31日
- 2025年5月27日新版 就職しないで生きるにはレイモンド・マンゴー,中山容気になる
- 2025年5月27日第三風景宣言(アンカット版)ジル・クレマン,笠間直穂子気になる
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