
草大福
@yadokari15
2026年5月28日
燻る骨の香り
千早茜
読み終わった
やっぱりこのシリーズが好き。
全体に漂う香りと、薄暗さと、湿度が心地よい。
でもだからこそ、声と体がデカくてうるさい新城の存在って大事だなーと。彼がいないと湿度が高すぎる。というか話が進まなさそう。
シリーズ全体として「執着」を1つのテーマにしているのだろうなと、今作を読んで改めて思った。静かな、それでいてドロリとした執着には、共感できる箇所もあると思いながら読む。
あとこのシリーズの好きなところはミステリー要素があるところ。今作も散りばめられた謎がとけていき、最後に主人公の抱えた秘密が明かされる展開で、しっとりだけではなく読めた。
一香と朔の関係が最後にもう一度、真奈の目線で表現されていて良かった。この2人の関係性を見るのがこのシリーズの楽しみというか。少女漫画的嗜好だなと自分に思わないでもないけど、たまにはいいじゃないかとも思う。
だんだん余談になってきたけど、私は物語の中の男女の執着が好きなんだなと思った。読んだことないけど「〇〇は××に溺愛される」的な最近流行りの漫画、読んだらハマっちゃうんだろうなぁと思っている。でもそれにハマってしまう自分をよしとしない自分もおり。(なぜ)今度勇気を出して読んでみようか……。






