ウニさち "少女" 2026年5月29日

ウニさち
ウニさち
@unira2sc
2026年5月29日
少女
少女
湊かなえ
「あんたがそれほど不幸だと言うなら、わたしとあんたの人生をそっくりそのまま入れ替えてあげる。それに抵抗があるうちは、あんたはまだ、世界一不幸ってわけじゃない。」p241 「うじうじと殻にこもるタイプは意外としぶとく生きるのだ。殻にこもるっていう恥ずかしいことができない立派な人のほうが、自殺しやすいんじゃないかな。」p293 「想像力が乏しいくせに、自分では知性があると思っている人が、自殺を選ぶ。自分が想像する世界だけがすべてだと思い込み、それに絶望して死を選ぶなど、なんて短絡的なんだろう。」p57 私も10代の頃、友達の輪に入れて貰えないとかそういうことが辛かったけれど、死ぬほどではなくて、目に見えるいじめとか、リスカとか、精神病とか、そういうものがあれば自分をわかってもらえると思っていたので、それを湊かなえさんが最大限に表現したらこうなるのか…と思わされる作品であった。 ( ›_‹ )以下ネタバレかも( ›_‹ ) 中間、特に闇サイトや、三条の登場は恐怖!不快!狂気!の連続で読むのを止めようかと思った。 若者特有の捻くれていて達観した感じの割には世間知らずな感じ(に加えて、登場人物の狂気が湊かなえさんの文章力によって鮮明に描かれている時)は読んでいてしんどかった。 だが、最終的にはハッピーエンドだったように感じた。 もう読みたくはないが、読んでよかった。唯一のほっこりシーンのタッチー&昴もこのようなオチになるとは抜かりない…最後の最後まで面白い。
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