
つむぐ
@mgg2626
2026年5月29日
さようならアルルカン/白い少女たち 氷室冴子初期作品集
氷室冴子,
青依青
読み終わった
まさかのカラー口絵と扉絵イラストつき。
思春期の少女たちの、妙な潔白さ・思い込み・いじっぱりに子ども時代を思い出した。あるある。
ところで「白い少女たち」の最後、千佳は生きているか否か。
去年、初めて読んだときは生きていると感じた。
その前に銀の海金の大地を読んでいて、キャラクターの「生きる力」に圧倒されていたからだ。他の作品でも「苦しくても生きてやる!」といったエネルギーがあった。
だがいま改めて読んで真逆の感想になった。
初期の作品群は重く苦しく、救いはないまま終わることが多い。今回だと「あなたへの挽歌」や「悲しみ・つづれ織り」がビターエンドだ。
また、この短編集には載っていないが、仲違いした姉と死別エンドの作品があった。(『さようならアルルカン』収録「妹」)
ビターエンドが多い作品を読み進めて、最後に「白い少女たち」を読むと(これも救われないまま終わるのでは……)の気持ちになる。
掲載順で自分の中で意見が変わるとは思わず、我ながら驚いている。
