
utautomo
@timeescape
2026年5月30日
熊はどこにいるの
木村紅美
読み終わった
なかなかにハードな読書だった。
描写は生々しく、けれど美しい。
嫉妬や過去の苦しみ、どうしようもなさ、のようなものをただ受け入れて生きていくしかない。
連体できているような出来ていないような歪な関係性、そして喪失感。
震災後の東北が物語の舞台であるということも相まって迫るものがある。
リツの手仕事や、鹿を狩り捌くところそして余すことなく食べ尽くすところ、美味しそうなお菓子などその暮らしぶりはとても魅力的だった。そうすることでなにかを鎮静させているような暮らし。
“熊”はずっとそこにいるんだと思った。









