
クラッセさん
@53346
2026年5月30日

起点 (講談社文庫)
塩田武士
買った
読んでる
サクッとなにか読みたい、けど読みごたえがほしい…。
そんな期待に応えてくれる一冊。
そのうちの一編、「鈍い火」。
新聞記者が偶然取材で傍聴した交通事故の裁判。執行猶予がつく記事のネタにもならない判決だけど実は…という話。
岡崎体育を彷彿させる体格や登場人物のネーミング、コミカルな描写とは裏腹に少しずつ事故の真相に迫る。短い話の中に、子ども想いの父親のやり場のない怒りややるせなさが伝わってくる。最後まで目が離せない。
全190ページ弱で、短編4本収載。
全部単行本未収載で、文庫オリジナルなのに550円というのも得した気分でうれしい。

