
本読む珍獣 おかぴ
@okapi
2026年5月30日
変身
フランツ・カフカ
読み終わった
起きたら何かに変身しているとして、少なくとも甲虫は絶対嫌だな……。
虫に変身するというのが何を示唆しているのか?は、各々違うと思うんだけど、私は「うつ(等それに準ずる精神疾患)」かな?と思った。
それくらい、ある日突然自分の身体が思う通りに動かなくなる。虫の身体に順応していく様は、だんだん風呂キャンに抵抗がなくなっていく感じにも似ているなと。
大黒柱を失った一家は、各々が自立することで生活を営むようになる。
たしか不条理文学の講義でカフカは出てきたとおもうのだけど、本当にままならなかった。
何が良いのか?集団の中で役割を一手に担うことで居場所を作ることは本当に善か?と考えてしまう。
また、母にとってはどんな姿でも息子だけど父にとっては違うようだとも。父がリンゴを投げつけるシーンに親心を感じられず。あれは妻を失神させた息子への罰なのか、ただの意地悪なのか親としてのしつけなのか……共感できなかったのでわからなかった。

