-ゞ- "平和と愚かさ" 2026年5月30日

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@bunkobonsuki
2026年5月30日
平和と愚かさ
平和について"考えない"本書の思想は、紀行文と哲学のハイブリッド的な文体で綴られる。 旧ユーゴスラビア、ウクライナ、ベトナムといった「かつて戦争があった場所」を訪れた著者が、その体験とともに平和について語る。 本書を読んでいくと、「平和とは異常事態なのではないか」という感想を抱く。平和の対概念として挙げられる戦争の方が、平常といえるのではないか。 現代において国家間の戦争は珍しいものではない。争うという点では個人間の諍いも戦争だ。そこまでスケールを縮小すれば、戦争をありふれた日常として処理することもできる。 争いを排した状況=平和とは、非日常に他ならない。
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