
松本真波
@_mm177177
2025年3月23日

あとは切手を、一枚貼るだけ
堀江敏幸,
小川洋子
読み終わった
また読みたい
読書日記
@ 自宅
途中で止めるつもりが、最後まで読み切ってしまった。
はじめはよく分からず、正直読みづらいと思っていたが、次第に二人の交わされる不思議な言葉に引き込まれていった。知識の豊富な、また心優しい二人が紡ぐ言葉は奥深く様々な意味が含まれており、それこそ底知れない冷たい湖のような往復書簡だった。
けれども、どこか必死に赦しを求めていた彼女に常に優しさを持って接する彼の姿が、また彼女彼らの間にある確かな愛情が、この作品全体を優しく包んで終わらせてくれた。
またいつか、もう少し歳を重ねた時に読み返したい。

