
数奇
@suuqi
2026年5月29日
夜明けのすべて
瀬尾まいこ
読み終わった
PMSに苦しむ女性と、パニック障害に苦しむ男性の2人の視点で描かれる小説で、重たいテーマながらも1日で読み切れるほどライトな読み心地と爽やかな読後感がある良い作品だった。
僕のパートナーがパニック障害で一時期とても苦しんでいたので、障害で人生に絶望していた主人公が、できることが限られている中で生きる楽しさを少しずつ見つける終盤は込み上げるものがあった。
ただ、人物や展開がちょっとドラマすぎると感じてしまったり、登場人物全員が恋愛脳な感じは少しノイズだった。
「自分を大事にできない人間は人を大事にできないなんて理論がまかり通るなら世の中は人を粗末に扱う奴ばかりになる」という言葉にはハッとさせられた。


