tsubaki_fuyunohana "イン・ザ・メガチャーチ" 2026年5月24日

イン・ザ・メガチャーチ
身内読書会の課題本でした。 大学選びのあたりとか、SNSの話とかが、ものすごくリアル。リアルというのは、リアリティがあるというよりも、そのまま、という感じがした。 連載は新聞だったそうで。新聞小説の読み手にとって、登場人物たちの行動はおそらく見知らぬものばかりだったのではないか。 なので、まずは描写はリアルをなぞる、小説としての技法はストーリーの組み立ての方へ、という作戦だったのかな、という気がした。 あと、一人男性はいたけど、主に女性のキャラクターの割合が高くて、この推し活文化を描くにあたってなぜ女性の方を選んだのか。おそらくなんだけど、破滅的な結末が実はそこまでなくて、それは読者に衝撃を与え過ぎないように、ということだったのかなと思う。それでも物語としてインパクトを出すために、感情のバリエーションの幅が広くなりがちな女性の方を選んだのだろうかと思った。 『正欲』の方が、小説性とでもいうべきパラメータが高かったような気がした。
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