
えか
@eka
2026年5月31日
モモ
ミヒャエル・エンデ,
大島かおり
読み終わった
まことに児童文学か……?と思いながら読んでいた、良い意味で……
すごく今の社会人にというか、社会人じゃなくても若年層にもというか、とにかくタイパ重視な現代においてすごく刺さるというか。
どんどん世の中の速度は指数関数的に速くなっていくものだから、この世界にも灰色の男たちはいるのかもしれない。勿論、技術がそれだけ発展していくのを見続けるのは、個人的には楽しいことだけれど。それでも、自分もよく「時間がない」という言葉は使いがちだと思う。
灰色の男たちの言っていた無駄な時間は、タイパを考えるなら確かにどんどん省かれていくものなのだろうけれど、私にはそれがないと息苦しくて、つまるところそんな生産性の無い時間も尊くて大事なんだなぁと思う。
花を育てたり、本を読んだり。のんびりと心に余裕を持てるぐらいが一番良いな。
モモちゃんの聞くことのできる力というのも、中々それが出来る人はいないなぁと私も思う。耳を傾けて、相手が本当はどう思っているのか、本当の意味での言葉を聞き出す力。モモちゃんのそれは一種の才能なんだろうな。
自分も果たして出来ているだろうか。努力はすれど、自分だけが聞くんじゃなくてこちらのこともちゃんと聞いてほしいと思ってしまうから、苦しくなってしまって、やっぱり中々難しいな。
メッセージ性が強くて、確かにこれは名作なんだなぁと、各章を読む都度何度も一旦ページを閉じては、色々なことを考えていた……




