

えか
@eka
成人済み
SF、終末、ミリタリー、ミステリー、バッドエンド、旅、ブロマンスやBL、カフェ、写真集、図鑑や資料類も好き
あとは創作のネタ探しや知識の補完やモチベ上げのために色々
kindleで読書が気軽になったので、ゆるゆる本を読んでゆきたい
開始:2026/05〜
▼一次創作
Project:Doomsday
ミッドナイトノベルズ/Xfolio/個人サイトにてお話を書いています。
- 2026年9月5日
- 2026年9月5日
ICO-霧の城ー(上)宮部みゆき読み終わった上巻読了〜! 雰囲気ゲーというか、原作の明瞭には語られない物語の中から解釈された一つの物語というか。 サンホラみたいに、人によって幾つとある解釈のうちの、これは宮部みゆきさんの解釈の物語なんだろうなぁ。 ゲーム中のムービーだったり、散々謎解きで唸った城の中の様子が描かれているのを、記憶朧げに懐かしいながらにそれらを思い出して読んでいた……。 幻想的な原作の雰囲気がとても好きなのだけれど、文字として具体的な解像度に落とし込んでも、その雰囲気を損なわずに紡がれている感じがしていいなぁ……。 これの刊行時期的に既にワンダと巨像は出ていると思われるけど、そことの繋がりも果たして書いたりするんだろうか? ツノの生えた者たちについてもどう解釈していくのか気になるね…… あとスイカは……スイカは食べるかな……? 下巻も読みます! - 2026年8月28日
こころ夏目漱石読み終わった読了〜! 教科書でやったかどうかとか全然覚えていないのだけれど、ちゃんと読んでみたいなと思っていた…… でもやっぱり時代の言い回しが多いので、ちゃんと理解できていたかはさておきだ 登場人物の名前まじで出てこんのおもろいね…… 逆に、具体的に名前出てきたのは乃木希典っていうのも。 作中に登場するわけでないのに印象が強いというか。 遺産のこと、Kのこと、それぞれ先生にとっての地獄要素はあれど。先生は希死念慮抱えてそうではあったけど。それでもまだ積極的に死のうとはしていなかった中。 明治天皇の崩御と乃木希典の殉死が、時代の終わりのために、その時代を生きた先生も、ここが己の終わりとして順当だとなったのかな……。 これが自決の後押しになったのだとしても、 でも個人的に、これを自決の理由にするならば、案外、そうバッドエンドでも無いんじゃないか。 時代の終わりは新しい始まりでもあるって感じがして。 先生の罪悪感の苦しみはようやくここで区切られて、後は若い世代が、「私」が、先生の苦しみを糧とした上で前に進めるなら、それはいい事なんじゃなかろうか。 先生の自決って、遺書の書き初めはわりとネガティブな心持ちで書いてた気はするけど(自決を考えたこともだし、電報の件など……こういう感情の時に断られると事情あると分かっていてもそりゃあ口頭で言うのはもういいというか、心折れると思う……)、 でも終わり際にはなんとなく、遺書として書き出したことで、いくらか心の整理ができたんじゃないか先生?どうっすか先生? 凡庸な言い方になるかもだけど、抱えていることを抱えたままにしないで、何らかの形で吐き出すのって、心の為にすごく良いと思うんだ……。 誰かに直接言えなくても、文字に書き出すことで、いくらか気持ちを整えることができたりするからさ……。 なんというか、ずっと自分を守り続けているというか、傷付きたくないというか、怖がり続けているなぁっていうのがなんとなく先生への印象だったなぁ。 強烈に傷付いてしまって癒えないまま、中々前に進むことができない人かなっていう……。 何をしようにも罪悪感で動けない。罪悪感が自分を責め立て続けて身動きが取れない。 それに誰にも自分の気持ちを分かってもらえないままって、誰かが側にいてもずっとひとりぼっちだもんな。 でも言えないし、周りから見えている自分の印象って壊したくないこともあるよねぇ……。それに罪悪感持ってるといっそ罰が欲しくなるよ、だから自分から苦しいほうへ行っちゃう……。 でもそれはそれとしてKを住まわせるにあたって、奥さんが「気心知れないから」って嫌がってるのに勝手にKを住まわせるのそこはどうかと思うぜ先生━━ 私それやられたら絶対許さん……まじで許さんてお前…… 親しくもない人が家に住み着くのはマジでストレスだぞ……経験談的に…… - 2026年8月27日
- 2026年8月26日
ババヤガの夜王谷晶読み終わった読了! めっちゃおもしろかった〜!するする読めてしまって、もう読み終わってしまったのか……って感じだ…… 暴力!暴力!暴力! 血と泥と汗の匂いがむわっと広がってくるような、動物的本能的ルール無用の圧倒的暴力で、やっぱり物理で殴るって最強だ!!!! まずキャラクター性として、 つよつよムキムキの粗野なバイオレンスデカ女×清楚系毒舌罵倒系ヤクザのお嬢様 この組み合わせがもう最高過ぎるじゃんね……属性盛り盛りでもう楽しい…… ヤクザの男どもの、物理でも言葉でも暴力の嵐、下品で馬鹿にするような言葉の数々に態度にやる事なす事にもうね、治安が悪くて最高になってしまうね……倫理観なんて無いぜ…… というか初っ端から治安が悪くてもう読み始めた最初からテンション上がってしまうよ…… 暴力、ヤクザの暮らし、2人の関係性の変化、終盤での展開の加速度 読んでて激アツってやつかもしれない、 本当にずっと読んでて楽しいが連続しているし、何より途中に差し込まれるシーンが「実はそうだったんだ」っていう、つまりまんまと騙されてしまって いいなあ〜〜そういう面白い書き方もあるんだなぁ〜〜…… 最高の女たちだったよ……これは女同士だからの良さだったな…… - 2026年8月25日
モンゴルはどこへ行く窪田新一気になる - 2026年8月25日
- 2026年8月25日
タタール人の砂漠ディーノ・ブッツァーティ,脇功読み終わった読了〜! ホラーではないんだけどホラーというか多分読み手にとっては痛いぐらいブッ刺さるやつだ…… 多分、歳を経るごとに刺さるやつかもしれない 人生の時間は気付けばどんどん過ぎ去って、まだ未来がある、いくらでも何でもできるような気持ちと、いつかは、いつかはこういう未来に、みたいな期待を持ち合わせたまま、歳を経るごとにどんどん時の流れは加速して、いつの間にかもう何もやり直しが効かないところまで老いていて、結果的に何も手にできていない何も成せていない…… あとは老いて死を残すのみとなったら途端に今度は時の流れが進まない、死を待ち始めると今度は時が長くなる…… 何が怖いって、これ誰でも当て嵌まる可能性あるじゃんってところ…… 自分自身がジョバンニ・ドローゴでは無いとどうして言えよう?って具合に、読みながら焦燥感に襲われていたよ…… 私も、いつかはこういうことを成したい、みたいなのはあるけれど、 「そう思い始めて何年経った?今何歳?果たして今何が出来ている?成果物は?何がある??お前の周りの連中は既にみんなそれぞれ成果を出しているのに???」 となって、まずいまずいまずいやらなきゃ何かやらなきゃって気持ちでいっぱいになってしまったや…… 作中では「時の遁走」って言い方で表現されていたけれども、既に時の遁走を己も何年も前から感じ始めていて本当に怖いなって…… - 2026年8月21日
読み終わった読了〜!! 読んでてすごく楽しかったなぁ……ミリタリとアクションはかっこいい…… タイムリープしてこれまでのことを学んで次に活かそうみたいなもの自体は他にも見かけるものだけど、 生存戦略の如く、ギタイが過去へ情報を伝達する通信システム的というか、それの影響っていうのが、タイムリープの原因として独特な形になっててすごくSFしてていいなぁ……となった…… 人類が戦っている相手が異星人そのものでなく、ギタイがテラフォーミング用の土木作業用の存在っていうのがかなり好きでぇ…… 異星人側の動機が、自分たちの住める環境に惑星をテラフォーミングしようってところなのが良いね……人類が月とか火星に住めるようにしようって宇宙工学頑張ってるのとなんも違わんじゃんね…… 戦闘において、控えめな装備かのような口ぶりでデカ口径の銃器携えて伏兵してるの笑ってしまった ついでロケランにパイルドライバーに、いや個人の装備デカいデカいて この世界においては機動ジャケットがあるからね……ジャケット兵だとそれが普通なのがおもろい…… でも一番戦力になったのがバトルアクスなんだからやっぱり物理的な暴力って強いや……弾切れもないし、刃先が欠けても殴れるからね……壊れた武器は壊れないってやつだ…… 終盤でキリヤがフラグ立てるようなこと言うからああこれどっちかは死ぬなって思ったけど綺麗に回収しやがってよぉ……😭やっぱ死ぬじゃねぇか! 結局リタと生きられないし、沢山の命も友情も人間関係も失うし蔑まれるし孤独になるしで良いことマジで無いのだけれど、その孤独に至って、リタの孤独を理解するの良すぎるなぁ…… これからはリタと同じ場所で孤独に戦いを続けていくんだろう、ある意味これからのキリヤはリタとずっと一緒なんだろうなぁ…… あとイラストの感じというかこれすごく見覚えあると思ったんだけど、イラストレーターさんserial experiments lainの人だよね? めちゃくちゃ好きだ………… - 2026年8月20日
- 2026年8月19日
ソラリス (ハヤカワ文庫SF)スタニスワフ・レム,沼野充義読み終わった読了〜! ラスト付近、ぺしょぺしょ泣きながら読んでたや…… 悲しい……愛する人を模した別の存在だとしても……自ら死を望んで消えていく、しかも自分の知らないうちに…… 喪失を胸に残して明日も明後日も続くんだ、もうその人のいない部屋で…… ついで、スナウトがほんとお前、めっちゃ気にかけてくれるじゃんね……ケルヴィンがめちゃくちゃ当たりまくったというのに…… でもソラリスの海はそこにあり続ける、すると何かしらの奇跡がまた起こり得るかもしれないもんなぁ…… 最後、スナウトが一緒に来てくれようとするのを拒んでたったひとりヘリで飛んでミモイドに降り立って、波に接近して手を伸ばしたり上げたりしたときの海の動きを見ているときに、 ああソラリスと交流している……未知の存在というのではなく赤ちゃんに対して接しているって思って……あやしているような図が浮かんで…… なぜかその辺りのシーンも読みながらずっと泣きそうだったや…… 穏やかに涙腺に来てたけど多分そういうシーンでは無いのかもしれない、私が勝手にそう感じているだけで…… 個人的なヘキとして、人外において力を持った赤ちゃんという概念めちゃくちゃ大好きなので、ソラリスが一段とかわいくなってきてしまった いや全然かわいくはないんだけど概念的にかわいいというか 例えるならアザトースみたいな白痴の神的なというか 科学者たちは科学を信仰し宗教のごとくいくつもの説と派閥を無数に広げたけれど、いずれのどれでもなく、 心理学者であるケルヴィンがこれを神という言葉を用いながら中身として、力ある赤子(会話の個人的解釈)としてスナウトと説を話してるのいいなぁって…… 無邪気な好奇心の赤てゃん………… ソラリス学パートはほんとうに難しくって漫画版を頼りながら読み解く場面も多かったけれど、や、まだちゃんと理解できているかというとどうだろう ちゃんと解釈出来ているかはあやしい でもすごく大好きな部類の物語だったなぁ…… 余韻………… ---追記--- 人は人の枠組みの中でしかものを捉えられないという点として、レム的には冷笑するような感想かもしれなくておもろいになってる 創作好きな俗物オタクが露わだ……許せ…… - 2026年8月19日
ソラリス (ハヤカワ文庫SF)スタニスワフ・レム,沼野充義読んでるソラリス学パートが難しくてゆっくり読み進めてきたけど、ほぼラストに入ってきた…… 自分に置き換えて想像してたらすごく悲しくなってしまった…… だって自分がひどく傷つけてしまったせいで永遠の悲しい別れをしてしまった相手とそっくりな存在が側に現れたら、しかも相手にその悲しい別れの記憶はない…… ソラリスが記憶の中から生み出した違う存在だと分かっていても、割り切れるかどうか……しかもちゃんと喜びもするし傷つきもする心がある……けどソラリスの範囲でしか存在できない、一緒に地球には帰れない…… なんだか泣きそうだ…… - 2026年8月14日
プロジェクト・ヘイル・メアリー 上 (ハヤカワ文庫SF)アンディ・ウィアー読み始めた読書好きの友人に「原作読んで一緒に映画版観よう」と提案されたので読むぞ〜! お互いにおんなじ本を読み進める約束するのってなんだか初めてだ…… 途中まで一緒に通話しながら読んでたけどリアルタイムに相手の反応聞こえてきておもろい…… - 2026年8月13日
- 2026年8月13日
- 2026年8月11日
夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)森見登美彦読み終わった読了〜! 世界観に沿って言うなら「オモチロイ」物語であったな…… 古風な言い回しがなんだか癖になる文章だった…… ジャンル的にはローファンタジーってことになるんだろうか?ことごとくトンデモなことが起きてはそれを至極普通に受け入れて事が進んでいく+先輩と黒髪の乙女とのラブコメがもどかしくも楽しい…… 先輩があの手この手で接触しようと頑張ってるのに大抵うまくいかないし、当の乙女は何にも気付いてないし目の前の出来事に全力投球で突き進むある意味大物というか。 とにかく中々接触できないけどそれぞれで大冒険が起きていて、それがユーモアたっぷりにテンポ良く進んでいくので読みやすい。 併読派なので章区切りで止めながらゆっくり読んでいたけれど、各章ダレずに読めるのがすごいなぁって……。 昔からタイトルだけ知ってはいたけど、ちゃんと読むことができて良かったな……。 確か舞台版とか劇場版とかもあるんだっけ? 名作には名作足り得る理由があるのだなぁ……。 - 2026年8月10日
一杯のおいしい紅茶 ジョージ・オーウェルのエッセイ (中公文庫)ジョージ・オーウェル読み終わった読了〜!ゆるゆる読んでいたものが読み終わった…… 作家の人間性が見えるのがエッセイのおもしろいとこだな〜っていうのは、時を遡ってもそうなんだなぁって思った…… ジョージ・オーウェルくん、わりとユーモアあるし、やっぱりイギリス人してるなぁって思う部分もあるし、それでいて当時の社会情勢や文明の移ろいが見えてくるのがすごく興味深いと思う。 例えばパブの話では、前は演奏してたりコメディアンが来たりとか人との触れ合いがあったのに、テレビが置かれるようになってそうやって移り変わってしまったとか、人間関係が徐々に希薄に感じられていくような寂しさだとか。 暖炉の話もそう、味気ないストーブでなく暖炉があるべきだっていう。 それに暖炉があればみんな1箇所に集って、自然とコミュニケーションが生じるって考え方だとか。 ジョージ・オーウェルくんって結構人との繋がりを気にしてるところがあるんだなぁっていうのが何となく思ったところ……。 でも言いたいことは今の時代にも伝わると言うか。 例えばインターネットでの人との繋がりって、すぐに繋がれるけど、一瞬で切ることも出来てしまって、それは気楽ではあるけれど、その薄い繋がりがとてもさみしいなっていうのはすごく思う。最初から孤独ならむしろ孤独じゃないけど。 時を経ても、感性というものは似たり寄ったりなのかもしれない、人類…… - 2026年8月4日
- 2026年8月3日
散歩の草花図鑑岩槻秀明読み終わった最近植物への解像度高めたくて調べるなどをしている…… 雑草なんていつも素通りするもので、それぞれに個性があるのを知ると面白いなぁってなった セイタカアワダチソウなんて特におもしれー植物だって思う セイタカくん「領土拡大のために周りに除草剤撒いて他の植物枯らしてやるぜへっへっへっ」 セイタカくん「う"っ"」(自らの毒で死ぬ) こいつなに??????????? 自分で撒いた毒で自滅してる……なに……?? こいつはキャラが強烈過ぎるけどとにかく、 街を歩いたあちこちの風景の中にはいろんな名前が付いてるんだなぁって思って、なんだか不思議な気持ちになったや…… 身近に見かけるいろんな植物たちの名前すら、私はなんにも知らないんだなぁ……無知だ…… - 2026年7月30日
汝、星のごとく凪良ゆう読み終わった読了〜!! 個人的な用事とか諸々あって読書ペースが落ちてしまってはいるのだけれど、それはそれとして、するするとすごく読みやすい作品だったな…… よく名前を見るからという理由だけで読み始めたので、それがどんなジャンルかもどんなあらすじかも一切の事前知識なく読み進め、 「ああこれ事前に何か少しでも知ってたら自分では絶対に手に取らないタイプの作品だ」 というのが真っ先に浮かんだ感想だったな…… 自分の読まないタイプの本を読むことが気兼ねなくできる図書館とは良きもの……普段絶対恋愛モノって手に取らないため…… けれど、作品の中ですごく共感したり重なったりすることって色々出てきて、 なんだか恋愛モノというものに対しての印象が、心理学のジャンルなのかもっていうイメージのアップデートが入った感じがする。今後は恋愛モノというのを知った上で手に取ることもあるかもしれない。 変な話かもしれないけど、つまるところ毒親と呼べるんだろう暁海ちゃんママと櫂くんママのほうの気持ちが一番理解できる気がした。まぁ私に子はいないけど、自分はこの人たちに近い人種だって思う。 自分のことでとにかく精一杯で、周りに重たいものを背負わせてしまう。 特に櫂くんママに対して勝手に個人的な考察をすると、 もしかしたら幼少期に家族か周囲かに愛されたという感覚が無いか薄いかで、どこか自分に愛される価値がないと思ってたりするんじゃないだろうか。 だから安心できない。 安心が無いから土台が安定していない。 自分が自分のままで愛されるわけなんてないから、自己犠牲気味に相手に尽くしてしまう。 必要とされたい。 けれどとにかく愛情に飢えている。 だからそれに全ベットをかけるように夢中になって周囲がおざなりになるし、正しい距離の取り方が出来ないし分かってない。それを幼少期に獲得できなかったから。 当人の心はまだ愛情に飢えて傷ついている少女のまま時間が凍りついてしまっている。その時に満たされなかった愛情で満たさなければ前に進めない。 しかしそれら全部が相手にとってはとてつもなく重たい。寄りかかられるととてもきつい。 それで嫌がられたり離れられたりしそうになると、ひどく不安でたまらなくなって情緒のバランスがおかしくなる。 それで余計に距離を置かれて離れられていく。 という個人的な考察…… 全然違うのかもしれないけれど。 とは言え、だからといって、周りに負担をかけてしまえば周りがしんどくなってしまうし、櫂くんに対してネグレクトしていた事実は変わらないし。お金借りまくってるのもそう。 親としての責任感が無いまま親になっているのは由々しきことなのには変わりない。 親は子にとっての呪いなので、子どもの人生丸ごとに影響を与え続けてしまうくせに、子どもの人生に責任は取れない。 子どもたちはどうにか閉じられた世界から自分を取り戻す戦いをしなくてはいけないね……。 一方で瞳子さんや北原先生は、すごく安全基地という感覚があった。本来は親が持っていなきゃいけないものを、こっちが持っているというか。 読んでいるこちら側にも色々突き刺さるものがあったな……。 そっと背中を押してくれるようでもあるし、道を示してくれてもいて、こういう人たちが身近にいれば、勇気を出して頑張ってみようって思えるような。 この人たちなら自分を出しても大丈夫、絶対に自分からは離れない、何かあってもここに戻ってきてもいいっていう気持ち的な安心感があるからこそ、前に進めるなぁっていう……。 穏やかじゃないことが沢山続くけれど、作品の最後には、海風がすべてを波に連れ去っていくような穏やかにまとまっていて、その切なさがきれいだなぁって思う。 失うことでしか得られない煌めきを見るような、そんな感覚だったな……。
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