けんたろ "三体3 死神永生 上" 2026年6月1日

けんたろ
けんたろ
@kentaro
2026年6月1日
三体3 死神永生 上
三体3 死神永生 上
ワン・チャイ,
光吉さくら,
劉慈欣,
大森望,
泊功
前作『三体Ⅱ下』で三体人との決着がついたので、今作はどんな話なんだろうと思ってたら、サイドストーリーよのうな話が続いたのでモチベーション下がるなあと思いながらなんとか読み進めました。 ところがどっこい、まだ三体世界と揉めてるじゃあありませんか。おもしろー。三体世界も簡単には地球を諦めませんよね。 執剣者っていう考え方は興味深かったです。 抑止を利かせ続けるには執剣者が必要、そして執剣者の背負う責任の重さで。 チェン・シンが不憫で仕方ありませんでした。執剣者は母性を原動力にしてはいけないんですね。人類(子供)を守る立場とはいえ、事が起こったら人類を巻き込んだ決断をしなければならないので、母性ではその決断ができないんですね。作中にも書かれていましたが、やはりウェイドのような人物が適任だったんでしょう。 そもそも、なんでチェン・シンが執剣者に選ばれたのか、ちょっとしっくり来なかったです。ただの頭のいい研究者でしょ?なんで選ばれたのかなぁ。 今回も細かい設定がたくさん出てきました。 男性の女性化、相互確証破壊、文化反射、非物質化効果、など挙げればきりがないほど沢山ありました。かなり世界観が作り込まれてますね。 特に印象的だったのが、本流のストーリーにも大きく関係していますが、四次元世界のことです。よく、低次元の世界からは高次元の世界を解釈できない、みたいな話を聞きますが、それをかなりの文章を使って表現されていて面白かったです。表現が難しすぎてあんまり頭の中で再現することはできませんでしたが…。 本作の最初に描かれていたローマ帝国の話。これって、四次元のかけらの話だったのかなぁと思いました。開頭する事なく、さらに看守にばれることもなく取り出したのって、四次元のかけらを利用したって事なのかなって思いました。ある場所に行かないとできないって言ってましたし。 雲天明の話(階梯計画)の話は切なかったですね。でも雲天明が最後に登場した時は読む手が止まりませんでした。 2人はどんな話をしたんでしょう。 下巻への強い引きにまんまと掛かりましたので、早いうちに下巻も読みたいと思います。
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