"正欲" 2026年6月1日

葉
@leaf_litter
2026年6月1日
正欲
正欲
朝井リョウ
二週間前に読み終わった本のうろ覚え感想。 “社会を構成する最小単位は、恋愛感情で繋がっている異性同士(もしくは同性同士)の二人組” ここ十年くらいぼんやり思っていたことがハッキリ言葉としてあって、読んでよかった。恋愛の話ばかりの世の中に割とウンザリしていて10代20代のうちの我慢、ここらへんの年齢の流行(?)なんだろうし、みんな恋愛の話ばかりするのも致しかたなし…と捉えていたけど、もしかしたら一生なのもね。人間ってずっと恋愛の話している可能性、大ですね。 本の中で出てくる性的嗜好については知らなかったのだけど、同年代のように恋愛に興味関心を持つことができない自分としてはおそらく自分も大きな括りでいくとマイノリティ側なのだろうな〜と改めておもった。 水フェチに面食らいながらも、共感しながら読める部分が多かったし、啓喜側の部分も言ってることわがる〜〜苦しい〜とここ数年の不登校児と関わった記憶が蘇った。 八重子に関しては、大也に対するねっとりとした執着と行動力が昔縁を切った知人そっくりで気分が悪くなりそうだったけどこれは再現性のある気持ち悪さなのかもなと消化できそう。いまは経験に由来して気持ち悪いとなっているけど、同時に普遍的な人間関係のパターンというかなんというか。嫌な体験そのものがなくなる訳ではないけど、あれは説明不能な異常事態だったのではなく、人間の執着が一定の形を取った例だったのかもしれないな〜という風に思うことができるかも。 最近小説を読むようになっておもうのは、文学や物語が果たす役割のひとつは、自分だけのキモ経験だと思っていたものに名前や形を与えることなのかも。うまく言えないけどとりあえずメモ書きで残しておく。 ちなみにこの本はあとがき(東畑さん)から読み、最初から読み進めた。最後に田吉の頁がはじまったとき、嫌な予感がする♩勘弁してください♩いやまてと冒頭に戻りニュース内容を確認して頭を抱えた。伏線回収とかではなくガッツリ名前出してあるし最初から答え(?)出ていたのに何も気付かず読んでいた自分がアホすぎて笑っちゃった。5日間くらいかけて他の本と併読したいた支障が出ちゃったな、小説は混ぜずにまとめて読むのがよさそうだね。反省。 付箋をぺちぺち貼って読み進めたので、どこかで時間をつくってマーカーする作業をしたいな。その時にまたゆっくり振り返ろう。
正欲
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