かたぎり "十戒" 2026年6月1日

十戒
十戒
夕木春央
方舟が話題になっていて、方舟→十戒の順で読むべきという意見も多かったが、図書館に十戒しか見当たらず先に十戒から読むことに 構成としてはとても面白い 必ず2度目を読みたくなる仕組みになっているのが作者の上手い書き方だと思った だが、個人的には現実味が薄いというかルールが性善説に頼り切った構造なのがずっと気になってしまった 監視カメラやセンサーなどの設備が整っている訳でもない状態で、全員の言動を本当に掌握できるのか?という疑問がずっと拭えなかった あとは島一つ簡単に爆発できる爆弾というのも想像しづらかった 定期的に持ち物検査がある訳でもなく、割と自由行動は許される中、犯人の思惑通り事が進んだ事自体が個人的には奇跡に近い気がした あとは特定の人物以外の特徴や魅力がとことん削られていて、感情移入できる先がなく、どことなく俺TUEEEE感のある1人の人物以外が何も考えてなさそうに見えた 私が頭が悪いだけで爆弾の脅威に理解が追いついてなかったのかもしれないが、設定として弱いと思ってしまい、これはこういう物語だから!という押し付けに見えてしまった 結論、自分にはあまり刺さらなかったなぁという印象、逆に頭の良い人ほど混乱しそうだと漠然と感じた すすめられたものを順番通読むべきだったのかもしれない 方舟を読んだ後に評価が変わることを期待する
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