cherie "奪われた集中力" 2026年6月1日

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@cherie
2026年6月1日
奪われた集中力
奪われた集中力
ヨハン・ハリ,
福井昌子
関心のある分野だったのでさまざまな調査について知れて良かった。集中力が削がれてしまうことは、私たちが本来立ち向かうべき気候変動などより大きな問題を考えることができなくなっていることを意味する。 あらゆる手で長く滞在するよう作り込まれたSNSアプリの仕組みはもちろんのこと、その場所が広告モデルであるかぎりその裏に「経済成長」の概念つまりは毎年右肩上がりであるべきという社会的な規範が疑わずあること、その市場の枠はもはや、長い年月の中で人の睡眠時間を侵食することにより拡大され続けている事実など。 集中力と安心や余裕(あるいは食べ物。これも直感としては理解でき自分は個人的に気にかけるが、この裏付けは曖昧に感じた部分もあったような)を持てる環境の関連性も。 個人的におこなうしかない工夫にとどまらず、この50年で急増した肥満の問題を抱える人々の環境に起因する/しなかった国々の事例などとともに、自然にそれができる環境を大きな単位でつくれないかという提案、特に(現代ではまだじゅうぶんでないまでも)これまでのフェミニズムやジェンダーマイノリティの権利獲得にいたったさまざまな取り組み、社会的に広く通じていたものを健康を理由にして法律を変えた事例、あるいは、「もうそういうものとなって歴史が長いのだから諦めるしかない」という感覚に対して、「人類が斧を使うようになってから、柄がつくまで数千年かかった」という事象も含めて、きっと変えられるための社会的な動きが作れるはずという根拠を並べられていることもよかった。
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