LUCiA "プラハの古本屋 (中公文庫)" 2026年6月2日

LUCiA
LUCiA
@gogo
2026年6月2日
プラハの古本屋 (中公文庫)
社会主義時代のプラハの古本屋事情など、魅力的なお話がたくさん。それにしても学者って、やはりすごい勢いで本を買ってすごく本を読むんだなぁ。面白かったエピソードとして、カルパチアの山岳地帯の山村で目についた牛飼い、羊飼い。その人たちがしばしば本を手にしている風景は、世界のどこでも見たことのない組み合わせだったとか。スラブ学会での話もうっとりとする。10ほどもあるスラブ語と英・独・仏の公用語があるので、どの言語で発表があるかわからない。作者は二日間朝から晩までずっと発表をきいたら、何もかも分かるような錯覚におそわれた、と。色んな言語が飛び交い、苦も無く(あったかもしれないが)こなしていくのはうらやましい。スラブ系の言語も何か勉強したくなる。チェコやスロバキア、スロベニアを旅した時のことをうっすら思い出した。この本を持って東欧にまた旅する日を夢みよう。タイトルの元ネタである、作者の師匠こと徳永康元さんの『ブダペストの古本屋』も読みたい。
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