
なこ
@nonbibiri75
2026年5月31日
台湾漫遊鉄道のふたり
三浦裕子,
楊双子
読み終わった
借りてきた
感想
美味しいものたくさん。だけど、ほろ苦い。
単純なエンタメじゃない、でもちゃんとエンタメ。複雑な味。
--------------------
舞台は昭和13年、日本統治下にある台湾。女流作家の青山千鶴子は自作原作映画の上映に合わせた台湾各地での講演会の依頼を受け、台中へ長期滞在します。内地人ではなく本島人の世俗(主に美味しいもの)が知りたくて知りたくてたまらない青山先生は、紹介してもらった通訳の王千鶴とともにいろいろな場所へ行き、美味しいものを食べさせてもらい、千鶴ちゃんとお友達になりたいと願うのですが…。
明るく元気な青山先生と、ミステリアスで本心を見せない千鶴。仲良さげながら温度差も感じて、ぼんやりとした不健全さが漂っています。その不快感がズバッと言語化された時には読んでいるこちらまでスッキリと痛みを同時に感じました。美味しそう🤤にばかり意識を傾けて読書していたら、急に頬を引っ叩かれたような感じ。ほろ苦い気分にさせられます。でもそのほろ苦さは決して悪いものじゃありません。結末としても、こちらの読後としても。
善意って難しいですね。
家族への推薦度★★★☆☆
目次見て「は?史実?!?」と驚き、少し疑って訳者あとがきの冒頭を斜め読みして「あぁ、やっぱフィクションよね?」と確認してから読み始めましたが、何か?🤣 構造も面白かったです。









