蒼白 "おまえレベルの話はしてない" 1900年1月1日

蒼白
蒼白
@Cisal224
1900年1月1日
おまえレベルの話はしてない
『アラームが鳴った。 僕は、すこしまえの自分がいまの自分のために用意した不快な音をとめ、家を出る』 この小説で私が一番気に入っている一節。 私たち現代人の生活は、自分で自分を不快にしていることが多々あるんじゃないかと気付かせてくれる。 私も最近までSNSやYouTubeなどでたくさんの情報を手にしようとしていたけれど、摂取すればするほど全てが薄まっていくような感覚を感じていた。そしてスマホの中では多くの人が何かに取り組んだり活躍していて、自分が”そこ”にいないことで焦燥感に駆られていた。 この小説の中にはプロ棋士の芝が、将棋の研究をしなければならないのに自慰行為をする場面が何度もある。でもこれは多くの人にとってのリアルであり、スマホの中のキラキラした世界はチープなドラマやエンタメと同じようなものだと感じ始めている。 今はスマホの通知を全てオフにし、決まった時以外はあまり見ないようにした。 こうやって小説を読み、気になるフレーズを書き出し、気持ちの一端をここに書く。そんな時間のかかる無意味な作業だけど、"いま目の前にあるもの"の解像度は少しだけ上がっている。
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