
和月
@wanotsuki
2026年6月2日
キッチン常夜灯
長月天音
読み終わった
読んでみたかったシリーズ。てっきりお店を営む主人公目線で物語が進むと思っていたので、お客さんサイドだったことにびっくり。でも、あたたかく優しいキッチン常夜灯の空間がこちらにも伝わってくるようなほっこりした作品だった。
正直、シェフの過去や常連さんの思い出話は結構唐突な感じもした。やはり1番初めのお話だからこそ、舞台を整える上で説明的になるのは仕方ないかなぁとも思う。また、最近私が読んでいた作品傾向が清濁併せ呑む登場人物が多めだったこともあり、善人(多少クセがあっても根は良い人)に囲まれた世界観が眩しく感じた。でもこういう空間がフィクションの中にはあってほしいと思うし、実際疲れた時に読むと気持ちが上を向いて、お腹が空いてセルフネグレクト防止にも繋がる気がする。
シェフの作る料理は本当に惚れ惚れするほどおいしそう!焼きリンゴのパイやホワイトアスパラのポタージュ等、食べたすぎて料理の説明を何度も読み返してしまう一品が沢山あった。私の家の近所にもこんなお店があってほしい……と切望した。
疲れた心にじんわりと染み渡る優しいお話だった。機会があれば続編も読みたい。





